内容説明
天文学、惑星科学への夢を語り、今日の宇宙科学ブームのさきがけとなったベストセラーの復刊。上巻では、セーガン博士が初期から取り組み続けた太陽系惑星の探求がつづられる。探査衛星などから送られる観測データをもとにした、金星、火星、木星、土星といった惑星の物語は圧巻。「なぜ地球には生命が存在したのか」を追った宇宙と生命の問題は、最大の関心事として現在の地球外生命の可能性の研究にまで受け継がれていく。宇宙飛行士・山崎直子さんの書き下ろしエッセイも収録。
目次
1 宇宙の浜辺で
2 宇宙の音楽
3 宇宙の調和
4 天国と地獄
5 赤い星の神秘
6 旅人の物語
著者等紹介
セーガン,カール[セーガン,カール] [Sagan,Carl]
1934年、米国ニューヨーク市生まれ。シカゴ大学で天文学を学び、カリフォルニア大学、ハーバード大学などを経て、71年からコーネル大学教授。惑星大気の研究などをしながら、米航空宇宙局(NASA)の太陽系惑星の探査計画に指導的な役割を果たしてきた。宇宙や生命の起源についての優れた科学啓蒙家としても知られる。96年12月死去
木村繁[キムラシゲル]
1932年、熊本市生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。朝日新聞東京本社科学部長、調査研究室幹事などを歴任。87年11月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
【自然科学/天文】宇宙や惑星の話から生命の起源や進化まで網羅した80年代の名著『COSMOS』。累計116万部突破のミリオンセラーを朝日選書として完全復刊。元宇宙飛行士・山崎直子さんの書き下ろしエッセイ「人類の故郷、宇宙への思い」も収録。