朝日選書 新版 雑兵たちの戦場―中世の傭兵と奴隷狩り (新版)

著者:藤木 久志【著】
出版社:朝日新聞出版

商品説明

内容説明

飢餓と戦争があいついだ日本の戦国時代、英雄たちの戦場は、人と物の掠奪で満ちていた。戦場に繰り広げられる、雑兵たちの奴隷狩り―。まともに耕しても食えない人々にとって、戦場は数すくない稼ぎ場だった。口減らしの戦争、掠奪に立ち向かう戦場の村の必死の営み。やがて、天下統一によって戦場が閉ざされると、人々はアジアの戦場へ、城郭都市の普請場へ、ゴールド・ラッシュの現場へ殺到した。「雑兵たちの戦場」に立つと、意外な戦国社会像が見えてくる。



目次

1 濫妨狼藉の世界(戦国の戦場;朝鮮侵略の戦場 ほか)
2 戦場の雑兵たち(口減らしの戦場;渡り歩く奉公人たち ほか)
3 戦場の村―村の城(城は民衆の避難所;安堵を買う)
4 戦場から都市へ―雑兵たちの行方(浪人停止令;「身分法」と人掃令 ほか)
エピローグ―東南アジアの戦場へ



著者等紹介

藤木久志[フジキヒサシ]
1933年、新潟県生まれ。新潟大学卒業・東北大学大学院修了。立教大学名誉教授。文学博士。日本中世史専攻



出版社内容情報

★本書は『書評空間 KINOKUNIYA BOOKLOG』にエントリーされています。




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