内容説明
新種の発見は、驚きと喜びに満ちている!舞台は足元から深海や海底洞窟など遠く危険な未踏の地まで。昆虫、魚類、貝類、鳥類、植物、菌類など多様な未知の生物との出会いにワクワクしながら、第一線の研究者たちの情熱や喜怒哀楽を共に味わってみませんか?分類学の基礎知識も楽しく身につくディープな入門書。
目次
第1章 コケのじゅうたんのなかで生きる、誰も知らない虫たち―ジャゴケシトネアブとイカワタカネコバネ
第2章 既知種をよく見たら新種だった!―チュウガタマルケシゲンゴロウ、オニギリマルケシゲンゴロウ
第3章 冬虫夏草少年、長じて菌根菌の起源にせまる―ウィノシチュニカ・インジェンス
第4章 生まれて初めて見たかたつむりが45年後、新種に―チョウシュウシロマイマイ、クサイロクマノコガイ、そしてサザエ
第5章 赤いボウズハゼの謎―キジムナーボウズハゼとブナガヤボウズハゼ
第6章 遺跡でみつけた恐竜の新種!?―センカクアホウドリ
第7章 新種、また新種。いつになったら終わるのか?―東南アジアの植物の新種140種超
第8章 探検する生物学・海底洞窟で「新種」に出会う―イラブドウクツウサミミゴカイ、ウリガーテナガエビなど
第9章 深海には変わった生物しかいないのか?―ネオレパス・マリスインディカ、ツノツバサゴカイなど
最終章 新種発見から、種の絶滅と保全を考える―トキウモウダニとリュウジンオオムカデ
著者等紹介
島野智之[シマノサトシ]
法政大学国際文化学部/自然科学センター教授。横浜国立大学大学院工学研究科修了。博士(学術)。専門は動物分類学(ダニ類・昆虫類を含む陸上節足動物と、原生生物)。夢は昆虫学者だったが、ダニの分類学者の恩師と出会いダニの道へ。2017年日本土壌動物学会賞受賞、2018年日本原生生物学会賞受賞、2022年日本動物分類学会賞受賞
脇司[ワキツカサ]
東邦大学理学部准教授。東京大学大学院農学生命科学研究科修了。博士(農学)。専門は寄生虫の分類、生態、保全など。もともと貝が好きだったが、大学で貝の病気を研究したのがきっかけで寄生虫そのものを研究している。釣った魚をさばいて、その中から寄生虫を見つけ出すことが最近のライフワーク。あとの魚肉はちゃんと食べます(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
発見の裏には、たくさんのドラマがある! 子どもの頃から追い求めて、偶然見かけて――ちょっとした疑問が、深い探究へとつながっていく。舞台は身近な環境から遠く危険な未踏の地まで。虫、魚、貝、鳥、植物、菌など未知の生物との出会いにワクワクしながら、研究者たちの歩みを追体験。分類学の基礎も楽しく身につく、濃厚な入門書。