内容説明
ひとはケアなしでは生きていけない。それでは、ケアをするのは誰なのか?ケアされる/する人間の真実の姿から正義や政治を問い返し、“もうひとつの声”を聴き取るケアする民主主義を追求。
目次
序章 ケアの必要に溢れる社会で
第1章 ケアの倫理の原点へ
第2章 ケアの倫理とは何か―『もうひとつの声で』を読み直す
第3章 ケアの倫理の確立―フェミニストたちの探求
第4章 ケアをするのは誰か―新しい人間像・社会観の模索
第5章 誰も取り残されない社会へ―ケアから始めるオルタナティヴな政治思想
終章 コロナ・パンデミックの後を生きる―ケアから始める民主主義
著者等紹介
岡野八代[オカノヤヨ]
1967年三重県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。博士(政治学)。現在、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専攻、政治思想、フェミニズム理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
身体性に結び付けられた「女らしさ」ゆえにケアを担わされてきた女性たちは、自身の経験を語る言葉を奪われ、言葉を発したとしても傾聴に値しないお喋りとして扱われてきた。男性の論理で構築された社会のなかで、女性たちが自らの言葉で、自らの経験から編み出したフェミニズムの政治思想、ケアの倫理を第一人者が詳説する