岩波新書 子どもが育つ条件―家族心理学から考える

著者:柏木 惠子【著】
出版社:岩波書店

商品説明

内容説明

自己肯定感の低下、コミュニケーション不全の高まりなど、子どもの「育ち」をめぐって、様々な“異変”が起きている。一方、子育てのストレスから、虐待や育児放棄に走る親も目立つ。こうした問題の要因を、家族関係の変化や、親と子の心理の変化に注目して読み解き、親と子ども双方が育ちあえる社会の有り様を考える。



目次

第1章 育児不安の心理(日本に顕著な育児不安―「母の手で」規範の陰に;「子育てだけ」が招く社会的孤立;父親の育児不在という問題)
第2章 「先回り育児」の加速がもたらすもの―少子化時代の子どもの「育ち」(変わる子どもの価値―子どもを「つくる」時代の親の心理;「少子良育戦略」と子どもの「育ち」;「よい子の反乱」が意味するもの―顕在化する親子の葛藤)
第3章 子育て、親子を取巻く家族の変化(「便利さ」は家族をどう変えたのか;変貌する結婚と家族;高まる家族内ケアの重要性)
第4章 子どもが育つ条件とは―“人間の発達”の原則からみる(“人間の発達”の原則と子育て;「子育て支援」から「子育ち支援」へ;子育てを社会化する意義)
第5章 子どもも育つ、親も育つ―“生涯発達”の視点(子どもの育ちと親の育ち;急がれるワーク・ライフ・バランスの確立)



著者等紹介

柏木惠子[カシワギケイコ]
1932年、千葉県生まれ。東京女子大学文学部卒業、東京大学大学院教育心理学専攻博士課程修了。教育学博士。現在、東京女子大学名誉教授。専攻は発達心理学、家族心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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