内容説明
ついに故郷の島へ帰りついたが、なつかしい妻の待つ館では、求婚者たちが宴会に明け暮れていた―。オデュッセウスは息子テーレマコスや忠実な召使いたちとともに、復讐の戦いをしかける。物語仕立ての再話で楽しむギリシアの古典。中学以上。
著者等紹介
ピカード,バーバラ・レオニ[ピカード,バーバラレオニ] [Picard,Barbara Leonie]
1917‐2011。イギリスの児童文学作家。サリー州リッチモンド生まれ。バークシャー州の聖キャサリン校で学び、図書館司書として働く。その間、独学でギリシア語を学ぶ。1949年にデビュー作短編集『人魚のおくりもの』が出版される。歴史フィクション、神話や伝説の再話などでとくによく知られており、数ある執筆作のうち、3作はカーネギー賞候補となった
高杉一郎[タカスギイチロウ]
1908‐2008。静岡県生まれ。東京文理科大学英文科卒業。和光大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)