内容説明
三蔵法師と、孫悟空・猪八戒・沙悟浄の一行は、あるときは、国王の病を治すために妙薬を作り、またあるときは、妖怪たちを退治し、困難を切り抜けながら旅を続ける。中学以上。
著者等紹介
呉承恩[ゴショウオン]
1500‐1582。中国の明代の作家。字は汝忠、号は射陽といった。江蘇省淮安の出身。少年のころから秀才の誉れは高かったが、文官試験にはなかなか通らず、官吏になったのは、60歳を過ぎてからであった。6年ほどで職を退いて郷里に帰り、詩と酒を友にして余生を送ったという
伊藤貴麿[イトウタカマロ]
1893‐1967。神戸生まれ。1920年、早稲田大学英文科卒。浜田広介らとともに童心主義作家の時代に活躍した
出版社内容情報
花果山の石から生まれた孫悟空は,72通りの変化の術を使って,縦横無尽の大活躍.インドへ経典を取りに行く三蔵法師を助け,数かずの妖魔を退治しながら冒険の旅を続ける.〈改版〉