内容説明
小学生のころ、ぼくはおもしろいことに気がついた。どうしてアゲハは同じ道を飛ぶんだろう?少年はチョウの行動のなぞを解きあかしていく。動物行動学者が夢中で調べて考えたことをゆかいに語る。エッセイ2編も収録。小学5・6年以上。
目次
チョウはなぜ飛ぶか(チョウの飛ぶ道;オスとメス;色とにおいの意味)
エッセイ(思っていたこと 思っていること;今なぜナチュラル・ヒストリーか?)
著者等紹介
日高敏隆[ヒダカトシタカ]
1930‐2009。東京生まれ。動物行動学者。東京大学理学部動物学科卒業。学生時代は岩波書店でアルバイトをしながら、夜は大学で研究をつづけた。東京農工大学教授、京都大学教授、滋賀県立大学初代学長、総合地球環境学研究所所長、京都市青少年科学センター所長などを歴任。1982年に日本動物行動学会を創設し、動物の行動から生きかたを探る学問を日本に広めた。生きもののふしぎをユーモラスに伝えるエッセイに定評がある。『チョウはなぜ飛ぶか』で毎日出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
小学生のころ、ぼくはおもしろいことに気がついた。どうしてアゲハは同じ道を飛ぶんだろう? 少年はやがて研究者となりチョウの行動のふしぎを解きあかしていく。なぞを追って、世界を知るのはたのしい。動物行動学者が夢中で調べて見たこと感じたことを、失敗談もまじえて子どもたちに語る。【カバー画・解説=舘野鴻】