価値と恐慌

著者:伊藤 誠【著・訳】/江原 慶【訳】
出版社:岩波書店

商品説明

内容説明

世界史的な多重危機の深化に経済学はどう応えるのか。新古典派経済学とは異なり、資本主義の歴史的制約を免れているマルクス経済学。その価値と恐慌の基礎理論は、新自由主義の下にある今日、再考の必要性が増していると言えよう。宇野理論の原理的分析を行うとともに現代資本主義を根底から問い直し、日本のマルクス経済学研究の水準を世界に知らしめた第一人者の主著にして遺著、ついに邦訳。



目次

1 日本におけるマルクス経済学(日本におけるマルクス経済学の発展;宇野理論と現代資本主義の多重危機)
2 価値(マルクス価値論の一研究;マルクスの市場価値論;グローバリゼーションの時代の国際不等価交換)
3 恐慌(マルクス恐慌論の形成;マルクス学派の恐慌論)
4 現代資本主義の多重危機(世界資本主義のインフレ恐慌;資本主義発展の螺旋的逆流―二一世紀にそれが何を意味しているか;サブプライム恐慌の歴史的意義と社会的費用)



著者等紹介

伊藤誠[イトウマコト]
1936年生。経済学者。東京大学名誉教授。東京大学経済学部教授、國學院大學経済学部教授、国士舘大学大学院グローバルアジア研究科教授、日本学士院会員を歴任。2023年2月7日没。日本を代表するマルクス経済学者として大きな功績を遺した

江原慶[エハラケイ]
1987年生。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学大学院経済学研究科助教、大分大学経済学部准教授などを経て、2022年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

世界史的な多重危機の深化に経済学はどう応えるのか。マルクスの価値と恐慌の基礎理論を再考する必要性は、新自由主義の下にある今日、むしろ増大していると言えるだろう。日本のマルクス経済学研究の水準を世界に知らしめ、21世紀型社会民主主義の理論的基礎を追究した第一人者の主著にして遺著、ついに邦訳。




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