内容説明
「朝鮮籍」とは何か、なぜそれにこだわってきたのか。6人の生き方とその思想―在日から照射する戦後70年史が浮かび上がる。渾身の人物ルポルタージュ!
目次
1 「国民国家」の捨て子―高史明
2 民族教育への尽きぬ思い―朴鐘鳴
3 最後の『ヂンダレ』残党―鄭仁
4 子どもたちに民族の心を―朴正恵
5 在日朝鮮人被爆者の解けぬ怒り―李実根
6 文学は政治を凌駕する―金石範
著者等紹介
中村一成[ナカムライルソン]
ジャーナリスト。1969年生まれ。毎日新聞記者を経てフリー。在日朝鮮人や移住労働者、難民を取り巻く問題や、死刑が主なテーマ。映画評も執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
今なお譲れない一線(=思想)として「朝鮮籍」を生きる6人の壮絶な人生をインタビューとルポで克明に抉り出す。