目次
プロローグ 一九九〇年代―「見失いの時代」の幕開け
1 「失われた時代」の実相(吉田允昭―山一とバブルの教訓;中田鉄治―「炭鉱から観光へ」;島田裕巳―「心の時代」からオウム真理教へ;草地賢一―神戸からボランティア元年を拓く)
2 多層化した「戦後五〇年」(小林よしのり―保守の変容とメディア的人格;金学順―半世紀の沈黙を破る;安次富浩―よみがえりの海・辺野古;筑紫哲也―テレビ・ジャーナリズムの細道)
3 新たなつながりのありか(不登校の子どもたち―フリースクールからみた風景;岡崎京子―エッジとしての日常;姫野雅義―吉野川可動堰計画と住民投票;山田實―運動の聖地、寄せ場釜ヶ崎から)
著者等紹介
苅谷剛彦[カリヤタケヒコ]
1955年生。オックスフォード大学教授。現代日本社会論、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
阪神淡路大震災、オウム真理教事件という激震とともに到来した「戦後50年」。社会の分岐点をいま見つめる。