目次
1 生と死のはざまで(大田昌秀―原点としての沖縄戦;大田洋子―原爆と言葉;水木しげる―ある帰還兵士の経験;黄容柱と朴鐘鴻―近代の成就と超克)
2 それぞれの敗戦と占領(茨木のり子―女性にとっての敗戦と占領;黒澤明―アメリカとの出会いそこない;花森安治―その時、何を着ていたか?;堀越二郎―軍事技術から戦後のイノベーションへ)
3 改革と民主主義(中野重治―反復する過去;若月俊一―地域医療に賭けられたもの;西崎キク―大空から大地へ;北村サヨ―踊る宗教が拓く共生の風景)
著者等紹介
栗原彬[クリハラアキラ]
1936年生。立教大学名誉教授。政治社会学
吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
1957年生。東京大学教授。社会学・文化研究・メディア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
敗戦という大転換を経て、何が変わり、何が変わらなかったのか。戦後七〇年の「原点」を見つめる。