文学について

著者:エーコ,ウンベルト【著】〈Eco,Umberto〉/和田 忠彦【訳】
出版社:岩波書店

商品説明

内容説明

幼少期から抱き続けた作家への夢を、『薔薇の名前』によって実現したエーコにとって、物語を書くことと、学術的な理論書を著すことは、どのような関係にあったのか。二〇〇〇年以降、批評と創作の双方に軸足を置きながら、自らの集大成に向けて歩み始めたエーコが、文学についての思索をまとめ上げた一冊。



目次

文学の機能
「天国篇」読解
『共産党宣言』の文体について
ヴァロワの霧
ワイルド―逆説と警句
ある学士芸術家の肖像
ラ・マンチャとバベルのはざまで
ボルヘスとわたしにおける影響の不安
カンポレージについて―血、身体、生命
象徴について
文体について
雨のなかの鉄道信号機
形態の汚点
間テクスト的アイロニーと読みのさまざまなレヴェル
詩学とわたしたち
反アメリカ三世代のアメリカ神話
偽りの力
どのように書くか



著者等紹介

エーコ,ウンベルト[エーコ,ウンベルト] [Eco,Umberto]
1932年、北イタリアのアレッサンドリアに生まれる。中世美学、哲学、記号学、メディア論などの研究のほか、評論、翻訳、創作に幅広く活躍した世界的知識人として知られる。1980年に、中世修道院を舞台にした初めての小説『薔薇の名前』を発表、世界中で大ベストセラーとなる。2016年、ミラノで死去

和田忠彦[ワダタダヒコ]
1952年生まれ。東京外国語大学名誉教授。専攻は、イタリア近現代文学、文化芸術論。著書のほか、多数の翻訳書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

幼少期から抱き続けた作家への夢を、小説『薔薇の名前』によって実現したエーコにとって、物語を書くことと、学術的な理論書を著すことは、どのような関係にあったのか。二〇〇〇年以降、批評と創作の双方に軸足を置きながら、自らの集大成に向けて歩み始めたエーコが、文学についての思索をまとめ上げた渾身の一冊。




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