ロシア・ウクライナ戦争 近景と遠景

著者:国末 憲人【著】
出版社:岩波書店

商品説明

内容説明

「いま生きているから、攻撃かどうかなんてどうでもいい。死ぬときは死ぬよ」「どうして彼らは、わざわざこんなところまで来て、私たちの生活をぐちゃぐちゃにしたのかねえ」ロシア国境からわずか八〇〇メートルの最果ての村、首都キーウ、虐殺の地ブチャ、包囲された街、犠牲の爪痕―戦闘と日常が交差する銃後なきウクライナ。新聞社で欧州報道を長らく担当してきた記者が、現地で見た光景を記録するとともに、この戦争で問われた課題を、豊富な取材経験を元に遠距離から見つめ考察する必読書。



目次

序章 子どもたちが描く黒い絵
第1章 雪原の果てのロシア―ストリレチャ、ハルキウ
第2章 ジェノサイドの警告―リヴィウ
第3章 抵抗の街、虐殺の街―イルピン、ブチャ
第4章 「Z」と「V」―チェルニヒウ、ボロジャンカ
第5章 戦闘と平和のはざま―イワナフランカ
第6章 草の根の民主主義―ハイシン
第7章 銃後なき世界―ミコライウ、オデッサ
第8章 平和のみならず、正義を―サンマリノ、キーウ
終章 「侵攻」から「戦争」へ



著者等紹介

国末憲人[クニスエノリト]
1963年岡山県生まれ。1985年大阪大学卒。1987年に紀行「アフリカの街角から」でノンフィクション朝日ジャーナル大賞優秀賞を受賞。同年、パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞に入社。パリ支局長、GLOBE編集長を経て、2019〜2022年にヨーロッパ総局長(ロンドン駐在)を務め、同紙のウクライナ報道を主導した。現在、朝日新聞論説委員、東京大学先端科学技術研究センター客員上級研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

ロシア国境からわずか八〇〇メートルの最果ての村、首都キーウ、虐殺の地ブチャ、包囲された街、犠牲の爪痕――戦闘と日常が交差する銃後なきウクライナ。新聞社で欧州報道を長らく担当してきた記者が、現地で見た光景を記録するとともに、この戦争で問われた課題を、豊富な取材経験を元に遠距離から見つめ考察する必読書。




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