どこかなどこかな? (エンブックスの赤ちゃん絵本)

生後9か月くらいになると、赤ちゃんは「これ」と指さしコミュニケーションをするようになります。指さしを通じてだんだん言葉が「わかる」ようになり、1~2歳になると今度は言葉が「言える」ようになっていきます。 今作は「赤ちゃんがみるみる言葉を覚える」1歳からの指さし遊び絵本です。最初の見開きは朝ごはんの場面。「ぱん」「ぎゅうにゅう」「こっぷ」「たまご」……と赤ちゃんにも馴染みのあるものがいくつか描かれていて、「ぱん、どこかな」と優しく問いかけます。絵さがしを楽しんでいるうちに自然と言葉が結びつく仕掛けです。 登場する「106語」の名詞はすべて子どもの発達にあわせて選びぬいたもの。「ぱん」を覚えたら「こっぷ、どこかな」とアレンジして楽しむこともできます。