ケースワークの原則[新訳改訂版]:援助関係を形成する技法
本書は、ソーシャルワーク臨床の原点である「援助関係」の基礎を論じ、約40年間読み継がれてきた古典的名著である。今版は、旧訳の原則名を併記するとともに、「英国版への助言」及び更なる改訳を加えたことにより、バイステックの示した援助関係の意義・関係形成の技法が、より鮮明となり理解を促す。 原書名: The Casework Relationship 【目次】 第1部 ケースワークにおける援助関係の本質 ケースワークにおける援助関係の本質 第2部 援助関係を形成する諸原則 原則1 クライエントを個人として捉える(個別化) 原則2 クライエントの感情表現を大切にする(意図的な感情の表出) 原則3 援助者は自分の感情を自覚して吟味する(統制された情緒的関与) 原則4 受けとめる(受容) 原則5 クライエントを一方的に非難しない(非審判的態度) 原則6 クライエントの自己決定を促して尊重する(クライエントの自己決定) 原則7 秘密を保持して信頼感を醸成する(秘密保持) 要約