宇宙が見える数学 結び目と高次元――トポロジー入門 (ブルーバックス B 2275)
宇宙はどんな形をしているのか (どんどん進むと「もといた場所」に戻る) (大きさは有限。しかし境界はない。) 宇宙論や究極物質を探す最新物理学研究に用いられる数学「トポロジー:位相幾何学」。 超弦理論との関係がますます注目される「結び目理論」や4次元、5次元以上の「高次元の幾何学」を、掲載数約150点の豊富な図とともに楽しく解説します。 4次元の世界は誰にでも見えるようになるし、今まで見えていた宇宙が違う形に見えてくる 次のクイズを考えてください。 「地球から宇宙線で宇宙に出発します。方向をひとつ決めて、宇宙をどんどんまっすぐに進みます。どこにたどり着くのでしょうか」 ・無限に遠くまで進むことができるのでしょうか ・宇宙の端までたどり着いて終わりでしょうか ・端の先には何があるのでしょうか これから「数学」を道案内にしながら、皆様と一緒に宇宙に飛び出し、「宇宙の涯て」へと旅に出たいと思います