英文読解の透視図

どんな英文もきちんと読める読解の根拠を確立する 入試英文は子供向けに書かれた文章ではない。「省略」もあれば「倒置」もあり、「挿入」も「強調」も「比較」もある、大人向けの文章なのだ。それをきちんと読むためには、文の構造をしっかり押さえ、そのうえで文を複雑にしていく要素を見きわめるという、当り前の方法こそ、遠回りに見えるが、実は最も近道なのだ。多くの受験生と接しながらこのことを実感してきた私たちが、この道を、最も早く走れる方法を示そう。 〈目次〉 はじめに 本書の構成と使用法 テーマ一覧 第1章 英文構造の透視図 第1講 要素の確定・移動 A)S+V+副詞句+O S+V+副詞句+Cの構造 B)O+S+Vの構造 C)C+be動詞+Sの構造 D)S+V+C+Oの構造 第2講 成句的動詞表現とその後続要素の確定 A)S+V+A+前+Bの構造の確定 B)成句的動詞表現の後続要素の移動 第3講 接続詞 and/but/or の結ぶもの A)文構造上確定できる場合 B)文構造上確定困難な場合 第2章 省略・倒置・挿入・強調の透視図 第1講 省略 A)共通語句の省略 B)接続詞の後のS+Vの