本格お屠蘇にもピッタリ。12月中は屠蘇散をお付けしております。
一度使われた方からの再注文が非常に多い三河みりん。 日本で本格みりんを造っている醸造所はわずか数軒しかありません。
各メディアで何度も取り上げられているみりんですが、当店では昔からこのみりんを販売してきました。本物の味を是非御試しください。
※三河みりんは、TV はなまるマーケット・ビストロスマップ他で紹介されました。
みりんの誕生は500年ほど前の室町時代。当時好まれた甘い酒を作り出すために、焼酎の中にもち米と米こうじを仕込んだのがみりんの原型です。
現在よりもサラリとしたほのかな甘さは高級な酒として珍重され、また入手困難だった砂糖に代わる高級甘味料として使われました。
飲み物だったみりんは、近代になると生産技術が向上し旨味甘味がトロリと濃厚になり、また価格も手頃になったことから、高級料亭だけでなく一般家庭でも調味料として使われるようになりました。
戦中・戦後の8年間は、米不足によりみりんは製造禁止。 製造再開後も「ぜいたくひん」として極端に高い酒税が課せられました。
ちなみに昭和30年頃の一升瓶1本の値段1,000円の内、762円が酒税! みりん業界では転廃業が相次ぎました。 この時期、酒税のがれで誕生したのが今日の本みりん等の「みりん風調味料」です。
酒販免許なしで扱える「みりん風調味料」は高度経済成長期の大型スーパーの増加とともに急成長しています。
徳川家康で名高い三河は、古くから醸造も盛んな地方。 日本でも有数の穀倉地帯。矢作川(やはぎがわ)の良質で豊富な伏流水、そして製品を運ぶ水運と醸造に適した条件を兼ね備えていたからです。
今日でも、みりん、豆みそ、たまりしょうゆなど多岐にわたる醸造品が特産品となっています。
角谷文治郎商店は、碧南で唯一、昔ながらの伝統製法で「本みりん」を造っています。 国産の原料、長期熟成にこだわり、本物の「本格みりん」を伝承していく熱意は、戦後の混乱期も本物の「本格みりん」を造り続けた先代から、現社長の角谷社長はじめ4人の兄弟に着実に受け継がれています。
◆ 三州三河みりん 国内産純もち米本格仕込み「三河みりん」は米1升から1.8lのぜいたくな造り。 米のデンプン質が変化した天然の甘味はまったりと濃醇なのに甘味料のようにクドく舌に残らない良質な甘さです。
みりんの醪は生きています。 蔵に息づく酵母や三河の風土に抱かれる2年の熟成の間に、甘味(糖分)と旨み(アミノ酸)などが結合して新たな旨味成分が生まれ、味にまとまりやコクができてきます。
また、劣化の要因となる「雑菌」もこの間に死滅します。
料のもち米とうるち米は国内産をさらに厳選。精米、焼酎の製造、仕込みまですべての行程を自社内で行います。
無味無臭のアルコールではなく風味豊かな焼酎を使用しているので、みりんも深みのある味わいに仕上がるのです。