モルタル塗りの密着剤 ニューモルター(NET75g) ≪日本住宅公団規格合格品・日左連推奨品≫ 日藻工材(株)社製品

モルターはセメントモルタルの添加剤としての化学薬品で何等セメントの本質は変化させません。

従来のセメントモルタルは亀裂や剥離が生じ易いのが悩みであり、それを補うために砂の量を多くすると作業がしにくいという欠陥がありましたがモルターを使用しますとモルタルの諸性質が大きく改善されます。
(※必ず空合わせにてご使用下さい)

【作業性】
従来のセメントモルタルは、骨材(砂)の混合割合が多くなるに従って(1:3以上)可朔性や保水性及粘性が低下し、特に上塗り作業では、下地に多量の水が急速に吸収される為、モルタルが固くなって作業性が悪くなります。

モルターを加えますと上記のような欠点が改良されますので、急激な下地への吸水を防ぎ、モルタルのこわばりを抑えますから、適度の難度と粘性のある状態が続きます。

又可朔性がある為、のびがよくコテ塗りもよいので作業は非常に楽になりモルターを入れた1:4の配合モルタルはモルターを入れない1:2.5のモルタル作業性に匹敵します。又粘性がありますから、貧配合のモルタルでも塗り付け中に材料の塗りこぼしが少なくなります。
【保水性】
モルタルは骨材(砂)の混合割合を多くすると保水性は悪くなります。しかしニューモルターを加えますと、モルタルに粘性が生じ保水性が非常に良くなり作業性を高めドライアウト防止などモルタルの性状が改善されます。
【防水性】
ニューモルターを使用しますとモルタルのブリージング現象が小さくなり、骨材(砂)の間隙を十分セメントノロで埋めることになる為、均一で緻密なモルタルとなります。よって従来のモルタルの如く、毛細管現象による水の吸収、或いは水の浸透するのを抑制します。則ち、防水性が高まります。
【混水量】
ニューモルターを使用すると混水量は著しく減少します。これはニューモルターの活性作用により適当量の空気が連行されるためモルタルの流動性が改善されて少ない混水量でも同じ軟度のモルタルとなるからです。
混水量が減少することによってモルタルの収縮は少なくなり亀裂や肌分れを防ぐ大きな役目をはたします。
【ニューモルターご使用法及び施工上の注意】
セメント1袋に対し、砂とモルターを下の表の割合で入れ充分に空合せした後、適当の水を加えて練り上げてください
◆下地処理
 下地の清掃を充分に行い、シーラー処理か塗り付け30分前の水打ちを行ってください
◆塗り付け ドカ付けをさけ、コテ圧をきかして均一に塗り付けて下さい
◆養生 乾燥の激しい場合は、塗り付け後、当日又は翌日に散水養生をして下さい
 ◆吸水の激しいALC板、ブロック・パネル工法下地には必ずシーラー処理をして下さい
 ◆気温3℃以下での施工はさけて下さい
 ◆強い直射日光や強風による急激乾燥はさけて下さい

【配合量】
下塗り(工法) 上塗り(工法)
コンクリート又は木毛セメント板(下地) セメント1:砂3 セメント1:砂4
ブロック又はレンガ(下地) セメント1:砂3 セメント1:砂4
メタルラス(下地) セメント1:砂3 セメント1:砂4
ニューモルター使用量 4分の1袋  2分の1袋

ペンキ下地は下塗、上塗共に、セメント1:砂3に対して、モルターを
4分の1袋入れますと作業性良く、ノロ(アマ)も浮きます