【2024.8月 月刊 健友館】
タイにあるハーモニーライフ社より新たにジャムが新発売された。
タイにある会社だが創業したのは日本人の大賀昌さん。
医療機器メーカーのタイ支社長としての勤務経験から同国をよく知っており、農業と加工食品の製造販売会社を始めるにあたって規制が厳しく土地の価格も高い日本ではなく、タイでの起業を決めた。
医療関係の仕事に携わってる中、さまざまな病気が蔓延している大きな原因の1つが食べ物にあるかもしれないと考えた大賀さんは本来の力を持った健康な野菜を栽培から行うため1999年、カオヤイ山脈の麓にハーモニーライフオーガニック農園を作りました。
大賀さんが農業を始めた頃のタイでは、オーガニック栽培は、ほとんど行われておらず、孤軍奮闘してオーガニック栽培の経験を積む一方、タイ政府にオーガニック認証の創設を働きかけ続けました。
その結果、2002年にはタイのオーガニック認証制度、オーガニック・タイランドが制定されたのです。
現在、12ヘクタール農園、3つの工場を構え、オーガニック商品の製造も行っており、新商品としてジャムが販売された。
そのジャムの名前は有機レモンマーマレードと梅ジャム。
有機レモンマーマレードは有機JAS認定品でポンデローザというハンドボールほどもある大きなレモンの品種が使われている。
このポンデローザの果皮に果肉と有機黒糖を加え煮込むと有機レモンマーマレードの出来上がり。
焼いたパンと焼いていないパンにそれぞれつけて食べてみると、レモンの爽やかな香りと酸味、マーマレードの特徴であるほろ苦さ、そして黒糖のコクが絶妙にマッチしてクセになる美味しさ。パンの焼き具合関係なく美味しく食べることができた。
そして梅ジャム。色は真っ黒。まるでチョコレートクリームのような色。
見た目を気にしなければ、これは凄いジャムなのである。
標高400mのハーモニーライフの農場で農薬や化学肥料を使用せずに大切に育てられた梅を使用。
まるで梅干しを作るかのような工程で丁寧に洗浄・アク抜きし、USDAを取得した有機黒糖を混ぜあわせ3年間熟成。種を取り除いて丁寧に煮詰めジャムにしています。
塩の代わりに黒砂糖を使った三年梅干のねり梅と考えていいだろう。
体験談の話を聞くと、カラダへの反応もすこぶる良いようだ。
もちろんこれもパンの焼き具合関係なく美味しく食べれる。
また、オリーブオイルや塩こしょう等を足してドレッシングにしたり、炒め物の隠し味など梅ジャムは料理にも活用できるようだ。