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こちら日本に数あるお茶の中でも、最も古いお茶の1つとされる朝宮茶。
その歴史は、約1200年前にまで遡る。
805年、当時の遣唐使であった最澄が中国からお茶の種子を持ち帰り、滋賀県信楽町上朝宮の『朝宮の宮尻の地』に茶の実を植えて以来、歴史ある高級茶産地として知られるようになった。
これは現在の『宇治茶』『静岡茶』などの発祥とされている、僧・栄西が中国から茶の種子を持ち帰った時代より約400年も以前に遡るもの。
朝宮茶の生産量はそれほど多くないが、独特の香りとまろやかな旨みが特徴で、日本五大銘茶のひとつとされているほど。
標高500mという朝宮でも最も高いエリアで栽培を続けているのが、松尾芭蕉の遠戚にあたるという7代目「かたぎ古香園」の片木隆友さん。
かたぎ古香園は1975年より農薬不使用栽培を続けている。
肥料には菜種油のや胡麻油の搾りかすといった植物性肥料のみを使い、動物性肥料、堆肥は不使用。
除草作業もすべて手作業で行っている。
農薬不使用栽培は、手作業が多くなったり、思うような収量にならなかったりと、茶農家にとって安定しているとはいえないが、
「小さなお子さんからお年寄りまで、お茶は毎日飲んでもらうものだから、できるだけ安心して飲んでもらえるものを提供したい」
と、先代からの想いを受け継いでいる。
滋賀・信楽町の中でも京都との県境に位置する山間地は、霧が立ち込めやすく朝夜の寒暖差が激しいことから、旨みと香りのしっかりした茶葉が育つ。
そんな朝宮茶本来の風味を大事にするため、製茶には昔ながらの浅蒸し製法を採用。
この製法で作られた「朝宮茶 かたぎ古香園」の煎茶は、濁りが少なく美しい黄金色になる。
また、植物性有機肥料に限定して使用することで茶畑に余計な成分などが入り込まず、茶樹自身のポテンシャルを最大限に引き出した、より自然に近い環境下での栽培を行うことが可能になる。
煎茶を中心に番茶や抹茶など、お茶の種類も幅広く取り扱っている。
お茶は、香りがよく、後味がすっきりとした味わいが喜ばれていて、歴代の天皇にも献上されるなど、その茶味は広く茶の通人に愛好されている。