可変NDフィルターに使用される偏光膜には偏光効果があります。そこで問題になるのが、NDの濃度を変えた時に意図せず被写体の表面反射が消えたり増えてしまうということです。
例えば水面やガラス面を撮った時に偏光効果が起こってしまうと、枠の角度によって水面やガラスの反射が除去されるだけでなく、逆に反射が増えて白くギラついてしまうことがあります。
Kenko「バリアブルND Initial」はこの偏光効果が起こらないように設計されているため、安心して使用することができます。
【使用上のご注意】
●濃度をMaxに近づけた時に映像にX状のムラを生じたり、青みがかったりする場合がありますので、濃度調整にはご注意ください。焦点距離が短いほどムラは出やすくなります。「使用可能な濃度範囲の目安」をご確認ください。
●正しい明るさに表現するために露出補正が必要な場合があります。
●枠の表記は目安です。構造上Min及びMaxの位置とフィルター効果にわずかな誤差を生じることがあります。またMinとMaxの中間にある点は絞り段数を表すものではございません。減光量はカメラに表示される露出の値をご確認ください。可変式NDフィルターはMin側の減光量の変化は緩やかで、Max付近で急激に光量が落ちます。
●一眼レフでスローシャッター撮影する場合、ファインダーからの逆入射光の影響が生じます。アイピースシャッターなどによりファインダーの遮光を行なってください。
●本製品には偏光膜を採用しています。偏光膜は熱および紫外線により劣化する性質があります。7年程度をめどに買い換えをお勧めいたします。
●ガラス4枚を使用する構造上、通常のフィルター枠より厚い枠となっております。目安として24mm以下の焦点距離ではケラレが発生する場合がございます。
●偏光膜を使用していますが、PLフィルターの効果はありません。
●太陽撮影には適してません。
●キャップはフィルター径より1サイズ上の市販のキャップを取り付け可能です。
フィルター径49mmの場合→52mm径のキャップ
フィルター径52mmの場合→55mm径のキャップ
フィルター径55mmの場合→58mm径のキャップ
フィルター径58mmの場合→62mm径のキャップ
フィルター径62mmの場合→67mm径のキャップ
フィルター径67mmの場合→72mm径のキャップ
フィルター径72mmの場合→77mm径のキャップ
フィルター径77mmの場合→82mm径のキャップ
フィルター径82mmの場合→86mm径のキャップ
