ハセガワC11 F-106A デルタダート 1/72スケール プラモデルキット
F-106Aは前作 F-102A デルタダガーの発達型として開発された全天候迎撃戦闘機です。
F-106の最大の特徴はそのファイアー・コントロール・システムにあり、当時のアメリカ本土の半自動化迎撃システム、極めて高度な全天候能力を持っていました。
武装はミサイルが主体で、胴体中央部にミサイルベイを有しているためミサイルを露出させないで搭載でき速度が制限されることがありませんでした。
F-106Aは1959年6月からアメリカ空軍の航空宇宙軍団(ADC)に配備され、その後1980年代まで主力迎撃機として使われ続けてきました。F-106は基本的には核ミサイルを搭載したソ連の大型爆撃機の侵攻を阻止する目的で開発されたため、戦闘機との格闘戦への考慮はあまりされておらず、そのため固定武装をもっていなかったのですが、デルタ翼による低翼面荷重が高機動性をもたらしたため、格闘戦用にミサイルベイにM61バルカン砲を搭載する改修を施したこともありました。しかし、結果的にF-106は大きな戦闘を経験ることなくその一生を終えています。
1/72 F-106A デルタダート/ハセガワC11/プラモデル組み立てキット