アルザスワインを日本に広めるために尽力したジャン・メイヤーへのオマージュとして造られたオレンジワイン
このワインは、ドメーヌで最も古い樹齢80年のブドウから造られており、砂利質の1区画に植えられています。2018年に5代目のセリーヌとイザベルによって創り出され、「KAMIKAZE」という名前は、1980年代に日本市場に挑戦したジャン・メイヤー氏にちなんで名付けられました。ラベルには、彼の誇らしげな姿が描かれています。
フルーティーな香りと軽やかな口当たりをもつ、チャーミングなキュヴェ
香りは赤いベリーや花にドライオレンジのニュアンスが重なり、チャーミングでフルーティー。口に含むと軽やかで繊細なしなやかな舌触りながら、しっかりとした骨格を備えています。軽めの赤ワインに近い印象で、多彩なイチゴの風味が広がります。アルザスのピノ・グリの中でも、力強さと飲みやすさを兼ね備えた秀逸な一本です。
アルザスワインのビオの先駆者
ジョスメイヤー
Josmeyer

ジョスメイヤーは1854年にアロイーズ・メイヤーが設立し、以来5世代にわたりワインを造り続けている歴史あるドメーヌです。アロイーズは、地元の最高の土壌、特に「Brand」と「Hengst」(現在グランクリュ認定)をPRすることから着手し徐々に大きく成長していきました。事業は子から孫その子供たちに受け継がれ、4代目のジャンが現在のアートラベルを採用し、またビオディナミへの転換を実行した事でさらにその名声を高めました。現在はジャンの二人の娘たち(ワインメーカーのイザベルとエステートマネージャーのセリーヌ)が後継者となり、アルザスワインのトップドメーヌを切り盛りしています。ジョスメイヤーのワインのスタイルは、ドライで、ブドウそのものの香りが豊かでピュアな味わいをもちます。
アルザスワインの中心地コルマール近くのヴィンツェンハイムにあるドメーヌは、非常に穏やかな気候とフランス全土で最も少ない年間降雨量であるという利点があります。アルザスワインの4つのグラン・クリュの畑などを含め28haを所有し、常に自然を尊重しながらビオディナミでブドウを育てています。その取り組みは90年代の終わりから始まり、2004年にAB(有機肥料使用)の認証を受けました。
高品質なブドウをつくるために、樹齢年数の長い古木を接ぎ木してぶどう栽培を行っています。また作付け面積も制限することによって、テロワールを最大限活かしたぶどうが作られています。
[ブドウの手入れ]
ビオディナミ農法に転換してから、できるだけ銅や硫黄の散布量を減らすために、イラクサ、ヤナギ、スギナの調合をハーブティーの一種として使用します。そして月の満ち欠けに合わせてこれらの予防措置を講じることで、ブドウ自体の免疫力を上げることに役立っています。
[ブドウの収穫・醸造]
ブドウの収穫は成熟期が見極められた段階ですべて手作業で行われます。その後選果台で選別され空気圧プレスで3〜8時間かけて非常にゆっくりとやさしく圧搾していく事でブドウのアロマと鮮度が最大限引き出されます。
圧搾後ワインの不純物を沈殿させた後、果汁を温度管理されたタンクに入れ、自然発酵させます。この時に補糖やイーストなどは加えずあくまでも自然に発酵させます。発酵完了後、澱引きしオーク樽に入れ澱とともに熟成させます。期間はワインの特性をみながら進めています。