昭和27年(1952年)、東京は渋谷区の下町、笹塚三丁目で創業した「中山製菓株式会社」のお菓子です。
特に、「昔ながらの2度焼きクッキー」は、昭和6年秋に「新宿中村屋」の創業者である相馬愛蔵・黒光夫妻に招かれて来日したロシア人製菓技師、スタンレー・オホツキー氏がその製法を伝え、「ロシアケーキ」と呼ばれている焼き菓子です。
新宿中村屋も、中山製菓と同じく渋谷区笹塚に工場を構えており、ロシアケーキの製法が中山製菓にも伝わって、創業当時から現在までロシアケーキが製造されています。
中山製菓の笹塚工場は、生産拡大のため、昭和61年(1986年)に栃木県佐野市へ移転、佐野工場として稼働しています。
また、新宿中村屋の笹塚工場は、再開発のために高さ100mのタワーマンションに生まれ変わる予定です。
中山製菓佐野工場では、ロシアケーキ製造ラインのほかに、レーズンサンド製造ライン、タルトケーキ製造ラインを所有しており、レーズンサンド、フルーツタルト(商品名ソフトガトー)、マロンタルト(商品名スイートマロン)、抹茶タルトなどが製造されています。
創業から70年以上作り続けている、伝統の焼き菓子を、日常の色々な場面でぜひお楽しみください。