そずり鍋(3〜5人前)
◆魅力
「そずり鍋」は岡山県津山市を代表する郷土料理です。牛の骨からそずり(削り)落とした肉とごぼうやニラ、豆腐などの具材と一緒に醤油ベースの甘辛な鍋だしでとろとろに煮込んでいただきます。
◆そずり鍋の作り方
(1)沸騰した1リットル程度の鍋の中へそずり肉を1分程度いれて、アクを取ります。
(2)そずり肉をざるに上げ、冷水で洗います。
(3)鍋に1500mlの水と濃縮出汁、そずり肉を入れ加熱します。
(4)すぐにごぼう、こんにゃく、豆腐、白ネギ、エノキ茸を入れ、火を通します。(お好みでもやしや水菜を入れても、よく合います)
(5)グツグツと沸騰したらニラをのせます。
(6)ニラがしんなりしたら、火を止めて出来上がりです。
(7)最後の〆の焼きそば麺を入れて食べるとおいしい出汁がからんで最高です。
◆おすすめの用途
ご家族で/ご友人と/パーティで など
◆内容量(3〜5人前)
牛そずり肉 300g、出汁 160ml、ごぼう、にら、白ネギ、えのき茸、木綿とうふ、切こんにゃく、やきそば麺、ゆずこしょう
津山市は岡山県の北部に位置する四方を山で囲まれた盆地です。一級河川・吉井川の清流や盆地特有の寒暖差、澄んだ空気のもとで育まれた農作物や畜産物は品質が高く、全国に出荷されています。古くから山陰と山陽を結ぶ交通の要所であった津山は農耕や輸送に用いる牛の市が開かれていました。牛の飼育は盛んで、食肉加工や牛の卸売業が発達したと言われています。肉食が禁じられていた江戸時代にも津山藩は薬として食べる「養生食」として肉を食べることが許されており、当時から庶民にも肉食文化が根付いていたことが津山の牛肉文化の原点といえるかもしれません。「そずり肉」とは牛骨の周りの赤身肉のことです。マグロの中落のように牛の骨からそぎ落して(津山の方言では「そずって」と言います)料理に使うことからこの名がつきました。そずり鍋は様々な部位を削ぎ落した肉を使った津山を代表する郷土料理です津山産の新鮮な野菜と絶品スープとともにそずり肉をお楽しみください。※火にかけたまま食べますと出汁が濃くなったり、肉のアクが出ますのでご注意ください。※柚子こしょうは辛いので、お好みでご使用ください。※スープに濁りが見えることがありますが冷蔵保管のうえ、賞味期限なら何ら問題ありません。