どうする日本の福祉政策 (いま社会政策に何ができるか 1)

【商品概要】


【商品説明】
日本の社会的セーフティネットは、1雇用、2社会保険、3生活保護の三層からなる。近年はしかし、雇用では非正規労働者が全労働者数の4割に達しようとしており、年金や医療の社会保険制度のほころびも顕著であり、最後の拠り所でもある生活保護も制度疲労がみられる。本書は、現在の日本の福祉における主要な重要課題を軸に、リアルな現状の把握と、最新の知見をもとに今後を展望する。

【目次】

「いま社会政策に何ができるか」刊行にあたって

序 章 福祉政策をみる視点
1 ライフコースとリスク
2 貧困に至る2つの経路と社会保障・福祉
3 社会政策と福祉政策
4 政策論議の前に押さえておきたい基本
5 日本のセーフティネットの綻び
6 本書の構成と特徴

第I部 福祉政策の今をつかむ5つのフレーム

第1章 年金――どうする老後の貧困
1 何が問題か/公的年金における基礎年金の給付比率の低下
2 こう考えればいい/基礎年金の底上げ
3 ここがポイント/デモグラント型基礎年金導入:現行制度改革の方向性と限界
4 これから深めていくべきテーマ?/財源をどの

【当店からの連絡】
【商品概要】


【商品説明】
日本の社会的セーフティネットは、1雇用、2社会保険、3生活保護の三層からなる。近年はしかし、雇用では非正規労働者が全労働者数の4割に達しようとしており、年金や医療の社会保険制度のほころびも顕著であり、最後の拠り所でもある生活保護も制度疲労がみられる。本書は、現在の日本の福祉における主要な重要課題を軸に、リアルな現状の把握と、最新の知見をもとに今後を展望する。

【目次】

「いま社会政策に何ができるか」刊行にあたって

序 章 福祉政策をみる視点
1 ライフコースとリスク
2 貧困に至る2つの経路と社会保障・福祉
3 社会政策と福祉政策
4 政策論議の前に押さえておきたい基本
5 日本のセーフティネットの綻び
6 本書の構成と特徴

第I部 福祉政策の今をつかむ5つのフレーム

第1章 年金――どうする老後の貧困
1 何が問題か/公的年金における基礎年金の給付比率の低下
2 こう考えればいい/基礎年金の底上げ
3 ここがポイント/デモグラント型基礎年金導入:現行制度改革の方向性と限界
4 これから深めていくべきテーマ?/財源をどのように確保するのか

第2章 医療――財政を維持しつつ質とアクセスを改善する
1 何が問題か/医療費の伸び・医療の質・アクセスの保障
2 こう考えればいい/医療改革の方向性
3 ここがポイント/医療研究のおもしろさ
4 これから深めていくべきテーマ/根拠に基づく政策提案

第3章 介護保険――人生100年時代への対応
1 何が問題か/拡大する保険給付
2 こう考えればいい/地域包括ケアシステム構築策
3 ここがポイント/地域づくりにつながる
4 これから深めていくべきテーマ/質評価と人材確保

第4章 住宅――脱商品化による保障
1 何が問題か/住宅保障施策の不在
2 こう考えればいい/日本の住宅保障
3 ここがポイント/脱商品化イニシアティブ
4 これから深めていくべきテーマ/住宅保障による困窮者包摂

第5章 貧困――反貧困のための貧困理解
1 何が問題か/貧困をどう理解するか
2 こう考えればいい/最低限度の自由の平等という考え方
3 ここがポイント/政策の効果をどのように測定するか
4 これから深めていくべきテーマ/貧困理論発展への?つの課題

第II部 福祉政策のこれからを読み解く10のイシュー

第6章 福祉サービスの「協働モデル」構想――制度的支援の「狭間」を埋める
1 何が問題か/制度的支援の原理から
2 こう考えればいい/新たな支援戦略の理論構想
3 ここがポイント「/協働モデル」の真実
4 これから深めていくべきテーマ/新たな理論体系を目指す

第7章 政策評価の重要性――福祉とジェンダーをめぐって
1 何が問題か/政策の実効性をめぐる不信感
2 こう考えればいい/ジェンダー視点からの政策評価
3 ここがポイント/政策評価の枠組み構築に向けた民主的プロセス
4 これから深めていくべきテーマ/より精度の高い政策評価を目指して

第8章 政策がもたらす周縁化――障害者政策が抱えるジレンマと限界
1 何が問題か/障害者政策と周縁化の関係
2 こう考えればいい/対象化が周縁化に近づく要因
3 ここがポイント/障害者政策と周縁化
4 これから深めていくべきテーマ/今後の政策評価と新たな「ケア役割」

第9章 非正規労働者と社会保障――多様化への対応
1 何が問題か/多様な非正規労働者への対応の必要性
2 こう考えればいい/非正規労働者への社会保障
3 ここがポイント/非正規労働の身近さと多様性を知る
4 これから深めていくべきテーマ/タイプ分けの実施と新たな負担軽減の手段

第10章 生活保護問題の現段階――韓国の経験からの示唆を探る
1 何が問題か/なぜ韓国をみるのか
2 こう考えればいい「/就労支援つき」最低生活保障
3 ここがポイント/日本の生活保護と就労支援への示唆
4 これから深めていくべきテーマ/国民基礎生活保障の政策的・実践的意義と課題の探究

第11章 介護現場の人材不足――介護職務の機能分化からその解決策を探る
1 何が問題か/介護人材が不足になった原因と関連する政策
2 こう考えればいい/介護人材不足問題への解決策
3 ここがポイント/制度・事業者・専門職の相互努力が問題の解決につながる
4 これから深めていくべきテーマ/先進プログラムに対する成果の分析

第12章 エイジズムと福祉政策――映画における高齢者ステレオタイプ
1 何が問題か/可視化されにくい高齢者人権問題
2 こう考えればいい/映画分析から得られたエイジズムの特徴
3 ここがポイント/エイジズムと人権問題
4 これから深めていくべきテーマ/エイジズム克服のための政策の視点と研究方法

第13章 児童虐待に福祉政策はいかに立ち向かうべきか――1人でも多くの命を守るために
1 何が問題か/虐待防止のための各ステージの課題
2 こう考えればいい/児童虐待防止への?つの提案
3 ここがポイント/死亡事例だけではない
4 これから深めていくべきテーマ/虐待防止に向けた体制整備

第14章 アジアは「福祉後進国」なのか――「福祉国家的ではないもの」が示す未来
1 何が問題か「/福祉後進国」からの問いかけ
2 こう考えればいい/フォーディズムと福祉国家、そしてアジアの経験
3 ここがポイント「/福祉国家的ではないもの」の意味
4 これから深めていくべきテーマ「/福祉国家的ではないもの」のさらなる探求のために

第15章 中国の社会保障――「中国モデル」は存在するのか
1 何が問題か/比較研究対象としての中国の社会保障
2 こう考えればいい/発展経路からみる中国の社会保障
3 ここがポイント「/発展途上」にある中国の社会保障
4 これから深めていくべきテーマ/ポスト工業化時代の中国の社会保障

あとがき
索 引

【商品詳細】
ブランド:ミネルヴァ書房
商品名:どうする日本の福祉政策 (いま社会政策に何ができるか 1)
製造元:ミネルヴァ書房
発売日:2020年11月11日

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