Kimono Couture The Beauty of Chiso

本書は、日本における着物の芸術と歴史について、460年の歴史を誇る千總の視点から掘り下げた初めての書である。『KIMONO COUTURE』は、千總のテキスタイルとデザインの革新、そして何世紀にもわたる美への揺るぎないこだわりを、千總のコレクションから厳選された13着以上の着物とともに紹介している。著者は、現代日本における着物の重要性と継続的な役割に光を当て、千總の職人ネットワークと21世紀における絶滅危惧技術や織物工芸の存続、日本における現在の「着物文化」、千總が京都の有名な日本画家である岸竹堂（1826-1897）の後援と協力について様々な角度から論じ、最後に千總のデザイナーである今井篤弘氏へのインタビューを掲載している。そして最後に、千總のデザイナーである今井篤弘氏へのインタビューが行われ、依頼のプロセスや、時代を超えたスタイルと儚いファッションを現代に伝える千總の試みについての考察が語られた。