ケイ・ホビー コンパクト電動ガン系給弾改善パーツ「からあげ棒」
東京マルイ製コンパクトマシンガンシリーズ「MP7A1」「MAC10」「Vz61スコーピオン」「スコーピオンMod.M」に対応
この「からあげ棒」を組み込めば、給弾不良の出やすいコンパクトマシンガンシリーズに
例えば、MP7の電動ガンでしたら190連多弾マガジンをギチギチに巻き上げても初弾から普通に撃てます。
弾上がりが悪いという評判のハズの社外品「MAG製100連MP7マガジン」だって100発ちゃんと撃てます。
上級者向け用カスタムパーツです。
※組み込みは自己責任にて行ってください。このパーツを組み込んだことによる不具合・破損が生じましても
一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
コンパクト電動マシンガン「MP7A1」「MAC10」「Vz61シリーズ」
エアガンとしての設計が新しく、潜在ポテンシャルが高く、サバイバルゲームでも活躍できる機種です。
ですが、このコンパクト電動ガンシリーズの最大の弱点は
「ゼンマイ式の多弾マガジン」や「社外のバネ式マガジン」を使うと「給弾不良で、BB弾が出ない時がある」
もしくは「時々ヒョロ弾になり妙に飛ばなくなる」という症例が出る事。
新品の純正状態でも給弾不良は度々発生しておりますが、特にカスタムパーツを組み込んだりすると、その給弾不良の傾向は顕著です。
店頭でお話を聞いている限りでは、ユーザーさんの間では「マガジンの構造が悪い」と思われている様です。
ですが、小店で長年、コン電系のカスタム品を作成しておりますが、原因はマガジンだけでは無いと考えていました。
実は、多弾マガジンや社外バネマグでは「マガジン内部のバネがギチギチに押し上がっている時に限って」給弾不良が多発しています。
ぜんまいマガジンの巻き取りを半分くらいで使ったり、100発マガジンでしたら80発程度に抑えて、マガジンの押し上げテンションを手加減すると普通に撃てる事が多かったのです。
長年「ケイ・ホビー」で試行錯誤した結果
マガジンから上がってきたBB弾を、チャンバーに押し込むバネテンションが弱いため、下から上がって来たBB弾が前に押し出す力が負けており
チャンバーパッキン口部分のパッキン抵抗に負けて、BB弾が前進しきらないのが原因という事のようです。
ですので、純正の小型マガジンやゼンマイがある程度で抑えたマガジンでは問題がないのですね。
コン電系はマッチ箱程度の小さな機関部で、サイズ制約もあり、カートリッジから銃身にBB弾を押し込むスプリングに小さなスプリングを使っているのです。
大体、ボールペンを分解すると入っているバネと同程度の小さいバネです。
大きさの制約からある程度仕方がない構造とはいえ、神経質な銃に気を使いながらのサバゲはゲームに集中出来ません。
やはり他機種と同じように、普通に撃って遊べた方が良いに決まっています!
どうも、給弾スプリングが僅かにヘタったり、長期使用でピストン打撃によりメカボックスが伸びてくると、テンションが押し負けてしまうようです。
そして、個体差やロット差にもよりますが、新品銃ベースでカスタムパーツを組み込み、チャンバーを加工しても給弾不良が治らないという個体も散見されるようになりました。
どうも、メーカーさん側の生産個体差で、ほんの僅かではありますが、給弾スプリングに差異があるようです。
もちろん純正状態で未改造で使っているなら問題は全く無いのですが、カスタム施工するとなると、そのままでは動作は厳しい。
そこで、今回のパーツの登場です。
今回は、メカボックス側の給弾スプリングの改良に手を付ける事にしました。
組付けには、メカボックスを分解して、タペットプレート後ろに入っている給弾スプリングにこのスペーサ―を入れて組み立て直すという方法です。
ですので、メカボックスを分解整備出来る上級者向きのパーツとなります。
このスペーサ―「からあげ棒」で給弾スプリングのテンションをカサ増しして、BB弾が前進する力を強くします。
ちなみに、給弾スプリングのテンションが上がるので、組み立て時にスプリングを吹っ飛ばし、パーツ紛失をする恐れがあるかと思いますので
組立は慎重に行ってください。
スペーサ―のセット位置に注意点がございます。
パッケージに写真を載せていますが「からあげ棒」はメカボックス側に組み付けて、タペットプレート側にはスプリングが当たるようにして下さい。
ちなみに、このパーツを組み付けても、給弾不良が出る場合は、
メカボックスケースの交換や、ヘタり過ぎたスプリング&タペットプレートの交換、経年劣化で硬くなったHOPパッキンの交換、表面がツルツルしたBB弾(マルイ製BB弾が最適)への変更など
からあげ棒の追加だけでは対処できないケースですので、その辺りを対策をしてみてください。大抵は治るはずです。
一見、小さくてテキトーな部品に見えますが「ケイ・ホビー」の膨大な手間暇とノウハウが詰まっています!
ケイ・ホビーの試行錯誤の結果をお試しください。
どうか、よろしくお願い致します。