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1988年5月、アムステルダムで不慮の死をとげる3ヵ月前、パリ、モンマルトルのスタジオで録音されたチェット・ベイカー最晩年の作品! ギター、ピアノ、ベースによるカルテット演奏、優しく、美しく、心温まる作品!
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1988年5月、アムステルダムで謎の転落死を遂げたチェット・ベイカーの最晩年の作品が登場!死の直前3カ月前の2月にパリの小さなスタジオで収録されたトランペット、ピアノ、ギター、ベースによるカルテット演奏。長らく廃盤だったノルウェーのLP盤には収録されていなかった3曲の別テイク入り。CD化は初めてとなる。
1988年4月に、ドイツ、ハノーバー録音された「Last Great Concert」がチェットのラスト作品になるが、スタジオ録音としてはエンリコ・ピエラヌンツィとのデュオ、スペース・ジャズ・トリオと共演した2作がある。
プロデュースはノルウェー人ギタリストでもあるヨン・ラーセン。彼によるとパリ18区モンマルトルのシスモ・スタジオは外から見るとあまり目立たず、むしろ地下壕のようだったとのこと。ただし中に入ると何十年もの間、ジャズやブルースのミュージシャンの天国でミュージシャンの憩いの場だったことを想像する。。1988年当時コントロール・ルームにはマルチトラック・テープ・レコーダーとアナログの16トラック・ミキシング・コンソールがあり、旧式ではあるが最先端機器でジャズの録音には完璧だった。
元々この録音はチェットのカルテットとは別に、自作の詩を朗読する小さな部屋が設けられ、演奏と朗読がそれぞれ別々のトラックに録音された。それらをミックスした作品が「Hot Club Records」からLPとCDでリリースされ、同じようにノルウェー語の詞を朗読したものも「Blamann! Blamann!」としてCDリリースされている。詩の朗読とは別にチェットの演奏だけに脚光を浴びせたいとの希望で30年以上にもわたって、ラーセンのホーム・スタジオで保管されていた音源をリマスターして発売にこぎつけた。
LP、CDともに豪華ブックレット付き。実際のスタジオ録音時の写真、オリジナル・プロデューサー、ジョン・ラーセンによるエッセイと音楽ライター、ブライアン・モートンによるエッセイが収められている。オリジナル・テープ・リールからのトランスファーで録音状態も良好である。 日本仕様CD(オビ・解説付き)の解説はジャズ評論家岡崎正通氏。録音に至った詳しいいきさつなどが収められている。
・日本語帯 ・解説付
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メンバー: Chet Baker (tp) Philip Catherine (g) Egil Kapstad (p) erje Venaas (b)
Chet Baker Also Sings on “How High The Moon Original Session Produced by Jon Larsen. Studio Sysmo, Paris, February 17 & 18, 1988
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