恩塚亨 プレッシャーリリースクリニック DVD バスケットボール 指導 TV13-S 全2巻

■指導・解説:恩塚 亨(東京医療保健大学女子バスケットボール部ヘッドコーチ)
■実技協力:福岡市立西福岡中学校男子バスケットボール部


2017年12月30日――年末で大変多忙な時期にもかかわらず、40人もの参加者を集め開かれた「恩塚亨 プレッシャーリリースクリニック」。

2017年の全中で優勝した「西福岡中学校男子バスケットボール部」をモデルに、「中学生に落とし込むためのプレッシャーリリース」というテーマで熱心に指導が行われました。
個でボールを失われないようにするためのボールハンドリングから始まり、2on1を確実に決めるための状況判断をするドリル、前作から発展したウイングミートアウト、リバウンドドリルなど時間いっぱいまで使って様々なメニューが紹介されました。注目すべきは細かく、そして論理的な指導の視点です。

このように、これまで当たり前とされてきた理論を覆すものやまったく新しいものなど、様々な理論が指導の中で展開されていきます。それらの理論がいかに有用なものであったかは、クリニック終了後に記入していただいたアンケートが証明してくれました。
これまで当たり前とされてきた理論を覆すものやまったく新しいものなど、様々な理論が指導の中で展開されていきます。それらの理論がいかに有用なものであったかは、クリニック終了後に記入していただいたアンケートが証明してくれました。




クリニック参加者の満足度が示すように、このDVDをご覧になった方につきましても必ず新たな発見があるはずです。バスケ指導の先端を走る恩塚氏の指南をご覧になり、ぜひご自身の指導に取り入れてください!

サンプル動画




収録内容


【第1巻】SESSION1

第1巻は、プレッシャーを回避するためのハンドリング+フットワークから始まります。2ボールを使ったハンドリングのあとは、それにアタックの要素を加えていき、最後に2on1(1人抜いてヘルプが来た状態)をどのようにゴールにつなげるかを論理的に解説します。
※クリニック内で参加者へお見せしている映像は、権利上の関係でDVDには入っておりません。ご了承ください。
■イントロダクション

■オフェンスフットワーク

ドリブルとフットワークを効果的に融合し、ボールと足のコントロールを自在にできるようにします。
 ・オフェンスフットワーク解説
 ・ボールハンドリング
 ・ペアボールハンドリング

■2ボールアタック
試合以上のプレッシャーを選手にかけながら、それに耐え、またかいくぐってシュートやパスにつなげるためのドリルです。
 ・2ボールドリブル&アタック
 ・2ボールアタック&ディッシュパス

■2on1
ヘルプとゴールラインとの位置関係を把握して、2on1を確実にゴールにつなげるようにします。
 ・2on1解説
 ・2on1アタックスキル
 ・2on1+1アタックスキル

(55分)


【第2巻】SESSION2

第2巻は、プレッシャーのかかる状況下で、チームとしてそれを突破するためのドリルを紹介しています。
しつこいDefから間合いを取る、ピック&ロールを有効に使うなど、すぐにチームへ活かせる内容が数多く収録されています。

※クリニック内で参加者へお見せしている映像は、権利上の関係でDVDには入っておりません。ご了承ください。

■ウイングミートアウト
相手Defからのタイトなプレッシャーにも負けず、スキルを使って間合いを取りアタックやパスにつなげます。
 ・ウイングミートアウト解説
 ・ウイングミートアウト

■4on4シェル
チームとしてチャンスをつくるためのプレッシャーリリースドリルです。

■リバウンド&アウトレット
リバウンドを取った後に、確実にボールをパスやシュートにつなげるようにします。
 ・ダミー
 ・シュートコンテスト

■ピック&ロール
ピック&ロールを、相手Defにどのように対応されてもできるだけイージーシュートにつなげるための動きを解説します。
 ・フロートドリブル
 ・対ショウハード
 ・対スイッチ
 ・5on5エントリー

■おわりに
「何のためにチームで攻めるのか?」セットオフェンスさせるとチームがロボットになってしまうとお嘆きの指導者へ、オフェンスの考え方を説明しています。


(75分)2018.1


クリニックについて 「指導者の声」


私は恩塚先生とは以前から連絡を取らせてもらっていました。もちろん、先に発売された「プレッシャーリリースドリル」も購入し、何度も繰り返し観て毎日の練習に取り入れています。ゲームで起こりうるシチュエーションを具体的に取り上げ、そのプレッシャーを打破していく斬新な構成で、中学生にとっても大変理解しやすい(指導しやすい)ドリルの内容でした。

そして、今回は私の指導する中学生をモデルにクリニックをやっていただきました。その中で起こった様々なミスを丁寧に解説、さらにその原因を掘り下げ解決に導く指導をしてくださいました。クリニックを通し部員たちは日々の練習の中で起こるミス、それを繰り返して私に怒られる内容について、その現象ではなく『なぜ起きたのか』そして『どうすれば防げるのか』【理解】しながら練習していけたと思います。また、参加した私たち指導者にとっても、日常の中でサラッと通り過ぎていた練習の内容がしっかりとした理論と経験の上に立って説明され、目からうろこの部分が多々ありました。『しっかりやれ』『気合い入れてやれ』だけでは、部員には伝わりにくいものですね。

また、恩塚先生のビジュアル的(映像)に説明をしてから練習に入るやり方が、現代の子供たちにすんなりと受け入れられることを痛感しました。パソコン、スマホ、ゲームなどに小学校のころから慣れ親しんでいる世代にとって、映像での導入がどんな説明より具体的で、理解しやすいということです。もちろん、その日の練習に取り入れたいシチュエーションの映像を編集することは、私たちにとって簡単なことではありませんが……

とにかく、このクリニックを通して恩塚先生の指導の奥深さ、引き出しの多さ、そして何よりもバスケットボールに対する真摯な姿勢や探究心に、ただただ感銘を受けるとともに自分自身も日々勉強し精進していこうと決意を新たにしました。バスケットボールというかけがえのないスポーツを題材にして、子供たちを心身ともに成長させることができる喜びを感じながら今日も体育館でベストを尽くします。感謝。



彼はアバウトではなく、細かく理詰めに世界中のバスケット、特にアメリカを勉強、追求しており、ミニバスから日本代表まで全てに共通するスキルを学ぶ事ができた。なおかつ、日本の一番の武器であるハードワークやタフさも追求する素晴らしいコーチであり、それを学べるDVDである。
理論に基づいた指導で誰が見ても分かりやすいようにできている。



試合の状況よりも負荷をかけた練習をすること。そして、「なんのために」行っているかを理解しながらお互いが高め合う存在になること。コーチとしての「あたりまえ」を再確認できた素晴らしいクリニック映像でした。
日本代表、そして大学日本一のコーチから、練習内容はもちろん一流の考え方をたくさん学べるクリニックです。このクリニック映像を観れば、選手達への声かけがより前向きな声かけに変わるはずです。