体幹は、頭部・四肢からの影響を受けやすく、体幹機能を再構築するためには全身の協調性が重要です。したがって、体幹のみならず、頭部・四肢の動きを改善し、それぞれの相互関係を改善することで、効率的な動きが引き出されるのです。
このDVDでは、体幹機能障害を改善させるための運動療法について実技で解説します。
患者さんの能力・症状は個々に異なり、画一的なアプローチをすることは出来ません。
ここでは、基本的な運動療法の手順だけでなく、起こりやすい代償動作や、運動課題を上手く実施できない場合に、どのように運動学習させれば良いか、または別のアプローチが必要となるのかなどについても解説しています。是非、臨床にご活用ください。
※リハビリテーション室で収録を行なっているため、周囲の現場音が入る箇所がございます。予めご了承ください。
■運動療法の概要
■筋活動を向上するためのトレーニング
・腹部引き込み運動(背臥位/座位)
・体幹安定化トレーニング
・大腰筋トレーニング(1)〜(2)
・腰背腱膜―大殿筋膜の協調性(1)〜(2)
・腰部伸展回旋筋のトレーニング
・体幹上部伸筋群の強化
・脊柱伸展を拡大するストレッチ
・体幹上部・下部の協調性
・股関節前面筋と腰方形筋・広背筋のストレッチ
■骨盤傾斜・腰椎運動に対するトレーニング
・腰部のストレッチ(1)〜(2)
・殿筋・ハムストリングスのストレッチ
■骨盤・脊柱の動きを協調させるトレーニング
・骨盤前傾挙上と胸椎伸展の協調
・背部伸筋のストレッチ
・脊柱の伸展屈曲と骨盤前後傾の協調(1)〜(2)
・脊柱の側屈と骨盤側方傾斜の協調
■脊柱と下肢を協調させるトレーニング
・股関節・膝関節・体幹伸展の協調
・下肢伸展と骨盤前傾・体幹伸展の協調
・体幹のポジションと下肢伸展の適正化(1)〜(2)
・体幹―下肢の並進の協調