第1巻 収録内容
前半では走幅跳の選手にとって必要なウォーミングアップやトレーニングを紹介。股関節周辺など、技術練習に入る前に刺激を与えておくべき部位へ、しっかりとアプローチしていきます。後半には競技会での「アドバイス」についてを収録。指導者の助言が選手に与える影響を坂部先生の経験を踏まえながら紹介します。
イントロダクション
「全身に刺激を与える」ことを目的としたトレーニング
(1)ライオン
(2)ライオンジャンプ
(3)ラッコ(腹臥位)
(4)ラッコ(背臥位)
(5)モンキーツイスト
「股関節群へのアプローチ」を目的としたトレーニング
(1)臀筋歩行
(2)水平キック
(3)空手キック
競技会当日のアドバイス
(1)吹き流しから得られる情報
(2)秘密の助言
(3)天候変化によるアップの変更
第2巻 収録内容
指導者からよく聞かれる悩みや疑問に対し、坂部先生が具体的な解決方法まで解説していきます。よく起きるミスやクセの修正法、さらに記録を向上させるためのコツなど、「なるほど」と言わずにいられないような内容となっています。同校自慢の『摂津ドリル』もこの巻に収録されています。
イントロダクション
Q1 「本番になると脚が合わなくなる」このミスを防ぐには?
Q2 助走距離を決める際に優先されるのは 歩数or距離?
Q3 踏切は つま先?フラット?踵?
Q4 力強い踏切をするためには?
Q5 「リードレッグ」の溜めは必要?
Q6 踏切跳び出し時に角度がつかない 角度をつけるためには?
Q7 着地の技術で距離は伸びる?
【坂部 雄作(さかべ ゆうさく)】
1979年兵庫県出身。天理大学を卒業後、社会人として競技を続けつつ教員の道を模索。
2004年に大阪府職員に採用される。2010年から現在の府立摂津高校に赴任し、
陸上競技部の監督として指揮を執っている。
IH、国体チャンピオンをはじめ、多くの全国大会入賞者を輩出し、
特に跳躍種目では新進気鋭の指導者として知られるようになった。
142分(2017.2)