国際武道大学・櫻井コーチのハードリングドリル DVD 陸上 946-S 全1巻

世に数多くあるハードル種目のドリルですが、なにを選び、どのように落とし込むかが難しいところです。
もともと複雑で難しいハードリング動作、いろいろなことをやればやるほど、フォームが崩れていくということも多いのではないでしょうか。

そこで今作では国際武道大学・櫻井コーチ解説のもと、“正確なハードリング動作”を習得するためのドリルを紹介します。


■指導・解説:櫻井 健一(国際武道大学 陸上競技部ヘッドコーチ、日本陸連ハードル部長)
■実技協力:千葉県/国際武道大学 陸上競技部










イントロダクション


ハードルドリル【基礎】

まず、ハードリングの土台をつくりあげていきます。ここではゆっくり、大きな動きで行うことで、
より正確でダイナミックな動作を身につけます。姿勢や目線、ハードルとの距離感などを確かめながら丁寧に行います。


(1)リード脚:Walk
(2)抜き脚:Walk
(3)リード脚:Skip
(4)抜き脚:Skip
(5)ハードルまたぎ:Walk
(6)ハードルまたぎ:Skip
(7)リード脚:4Step
(8)抜き脚:4Step
(9)1Stepハードル
(10)ハードリング:4Step
   ・ハードルドリル 基礎のポイント



ハードルドリル【上級】

基礎編でつくった動きをベースに、走りとハードリングをつなげるドリルを行います。
ここでは正確性と素早さを融合させていくことが狙いとなります。
踏切が苦手、ハードルに足を当ててしまうなど、課題を克服するためにも使えるドリルです。


(1)リード脚:Walk
(2)抜き脚:Walk
(3)リード脚:Skip
(4)リード脚:Skip HiSpeed
(5)抜き脚:Skip HiSpeed
(6)ハードルまたぎ:Walk
(7)ハードルまたぎ:Skip
(8)リード脚:1Step
(9)抜き脚:1Step
(10)リード脚:4Step
(11)抜き脚:4Step
(12)1Stepハードル
(13)ハードリング:4Step
   ・ハードルドリル 上級のポイント



補強

ハードリングに近い動きを伴いながら、最重要とされる「股関節」の補強運動を紹介します。
股関節を柔軟かつダイナミックに動かしながらも、体幹は固定するなど周辺部の要素も取り入れた内容となります。


(1)抜き脚:ノーマル
(2)抜き脚:往復
(3)抜き脚:HiSpeed
(4)抜き脚:バランスマット
(5)引っ張り抜き脚
(6)リード脚:ノーマル
(7)リード脚:引き出し〜引きつけ
(8)股関節:回旋
(9)股関節:マット
(10)抜き脚:マット
(11)踏み切り:壁ドン
   ・補強のポイント



技術練習

正確な動作の確認と、課題の見極めを行う総合練習です。
ハードル間は7mにして余裕を持たせ、ここまでのドリルでつくった、
踏切のタイミング、姿勢、目線などの要素を確認していきます。


(1)ハードル走:7足詰


櫻井 健一(さくらい けんいち)
1976年千葉県出身。大多喜高校、国際武道大学卒。自身も13秒67の自己ベストを持ち、1999年にはセビリア世界選手権にも出場した。指導者としても、ユニバーシアードでの銅メダル獲得、日本選手権優勝など目覚ましい結果を残している。近年、中学生や高校生を対象とした講習会を全国で行うなど、陸連のハードル部長としても活躍している。




72分(2016.6)