イントロダクション
ハードルドリル【基礎】
まず、ハードリングの土台をつくりあげていきます。ここではゆっくり、大きな動きで行うことで、
より正確でダイナミックな動作を身につけます。姿勢や目線、ハードルとの距離感などを確かめながら丁寧に行います。
(1)リード脚:Walk
(2)抜き脚:Walk
(3)リード脚:Skip
(4)抜き脚:Skip
(5)ハードルまたぎ:Walk
(6)ハードルまたぎ:Skip
(7)リード脚:4Step
(8)抜き脚:4Step
(9)1Stepハードル
(10)ハードリング:4Step
・ハードルドリル 基礎のポイント
ハードルドリル【上級】
基礎編でつくった動きをベースに、走りとハードリングをつなげるドリルを行います。
ここでは正確性と素早さを融合させていくことが狙いとなります。
踏切が苦手、ハードルに足を当ててしまうなど、課題を克服するためにも使えるドリルです。
(1)リード脚:Walk
(2)抜き脚:Walk
(3)リード脚:Skip
(4)リード脚:Skip HiSpeed
(5)抜き脚:Skip HiSpeed
(6)ハードルまたぎ:Walk
(7)ハードルまたぎ:Skip
(8)リード脚:1Step
(9)抜き脚:1Step
(10)リード脚:4Step
(11)抜き脚:4Step
(12)1Stepハードル
(13)ハードリング:4Step
・ハードルドリル 上級のポイント
補強
ハードリングに近い動きを伴いながら、最重要とされる「股関節」の補強運動を紹介します。
股関節を柔軟かつダイナミックに動かしながらも、体幹は固定するなど周辺部の要素も取り入れた内容となります。
(1)抜き脚:ノーマル
(2)抜き脚:往復
(3)抜き脚:HiSpeed
(4)抜き脚:バランスマット
(5)引っ張り抜き脚
(6)リード脚:ノーマル
(7)リード脚:引き出し〜引きつけ
(8)股関節:回旋
(9)股関節:マット
(10)抜き脚:マット
(11)踏み切り:壁ドン
・補強のポイント
技術練習
正確な動作の確認と、課題の見極めを行う総合練習です。
ハードル間は7mにして余裕を持たせ、ここまでのドリルでつくった、
踏切のタイミング、姿勢、目線などの要素を確認していきます。
(1)ハードル走:7足詰
櫻井 健一(さくらい けんいち)1976年千葉県出身。大多喜高校、国際武道大学卒。自身も13秒67の自己ベストを持ち、1999年にはセビリア世界選手権にも出場した。指導者としても、ユニバーシアードでの銅メダル獲得、日本選手権優勝など目覚ましい結果を残している。近年、中学生や高校生を対象とした講習会を全国で行うなど、陸連のハードル部長としても活躍している。
72分(2016.6)