卓球が上達するためには身体の使い方にコツがあります。
その根幹となるのが「肩甲骨」と「股関節」です。今作では東田トレーニングコーチの理論をベースに、伊丹卓球教室の寺田監督、龍谷大学卓球部の王監督、ミキハウス所属の平野選手といった一流の目線で、基本の構え方とそのポイントについて解説します。
まずは「基本の構えを作るトレーニング」をテーマに、肩甲骨や股関節のトレーニングを紹介しています。
続く「構え」の解説では指導者目線、選手目線でのポイントを紹介。止まっているように見えても、身体の中では小刻みに動いている状態を作ることで、次への素早い動作を実現します。
後半には「軸を作る」というテーマを掲げ、ラケットの扱いについて触れていきます。“軸が曲がって、身体が倒れることによってラケットが下にさがり、球が角に当たりやすくなる”など、理論的な部分と感覚的な部分を融合させた、現場で使いやすい指導方法が展開されています。
※前述の過去シリーズは、現在では販売されておりません。
■イントロダクション
■基本の構えをつくるトレーニング
・肩甲骨トレーニング7種
・バランスボード
・股関節を回すトレーニング
■寺田憲治監督に学ぶ構え方のポイント
・股関節の入れ方
・骨盤の角度
■王会元監督に学ぶ構え方のポイント
・構え方のポイント
・フォア前での打ち方
・バック前での打ち方
■平野早矢香選手に学ぶ構え方のポイント
・構え方のポイント
・バックハンド/フォアハンドでの打ち方
■打つための身体の使い方
・ボールタッチ
・ボールの吸収動作
・身体を回す練習
・軸を作るポイント
・左右の軸を作る片足練習
・軸の傾きを無くす椅子を使った練習
・肩甲骨を動かす
・流れを作る円運動<フォアハンド>
・流れを作る円運動<バックハンド>
・ラケットの引く位置
■流れ(動き)を作る身体の使い方
・袋を履いた練習
・打ちながら動く
・先に動いてから打つ
・おわりに
(70分)2016.2