きっかけの動きの意図を、ボード解説と実践を交えて詳しく解説
6対6から数的優位に持ち込む筋道がわかりやすい
6対6のセットオフェンスはハンドボールの醍醐味であり、最も指導しにくい部分でもあります。
このDVDではセットオフェンスの組み立て方を詳しく説明していきます。
今回は基本的なポジションチェンジからラインプレーヤーの中継やラインプレーヤーを2人配置したケースなど、それぞれのきっかけの意図を明確にし、どこを狙って数的優位を作るのかを解説しています。
たとえば
「このきっかけをすることで、相手ディフェンスのどこにマークミスが生じるのか」
「同じきっかけでもラインプレーヤーの位置が違うと、狙い目は変わるのか」
「ディフェンスシステムの弱点を突くには、どういう攻め方が効果的なのか」
といった現場の疑問に、元日本代表監督で現在はトヨタ車体を指導する酒巻清治監督が答えます。
6対6を戦術ボードと実践を交えて紹介し、試合での展開の仕方をイメージしやすいように構成しています。
セットオフェンスの原理原則は世界共通です。
オフェンスの考え方がわかれば、その裏返しでディフェンスも上達します。シュートの狙い目がわかれば、ゴールキーパーの展開を読む力にも役立ちます。セットオフェンスの指導に悩む指導者、攻撃を組み立てるセンタープレーヤーだけでなく、より多くのハンドボール選手に見てもらいたいDVDです。
前作から発展させ、より実戦に近い形で紹介
前作
『フリーオフェンス戦術を極める 〜ひとつの「きっかけ」からエンドレスに攻めるセットオフェンス〜』では、まずセットオフェンスの基本的な組み立て方を1対1、2対2の基本スキルから学び、そこから「きっかけ」となるポジションチェンジを3対3で実践。それをベースに後半で6対6の組み立て方を紹介しています。
今作はより試合で使いやすいよう6対6に限定し、「きっかけ」の意図と実際の展開方法を具体的かつ数多くのバリエーションを紹介。2作合わせてご覧いただけると、セットオフェンスをより深く理解できるでしょう。
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904-1 最適な「きっかけ」とシュートチャンス(1)
展開のイメージをチームで共有できれば、フリーオフェンスを実践できる
はじめにセットオフェンスの原理原則を解説。スペースのつくり方や数的優位のつくり方を理解します。そこから6対6で基本的なポジションチェンジの意図と狙い目を、戦術ボードと実践を交えながら解説していきます。さらにラインプレーヤーに焦点を当て、位置の変化による狙いや中継プレーの狙い目を紹介します。 ■イントロダクション
■オフェンスの原理原則(解説)
◎DFを操作し 広いスペースをつくる
◎DFを片側に寄せる/段差をつくる
◎DFの間に位置を取る
◎目の前のDFを観察する
◎「きっかけ」は掛け算で増えていく
■基本の5通り≪対6:0DF≫
◎パラレル
◎センタークロス
◎バッククロス
◎バックセンタークロス
◎ユーゴ
■基本の5通り≪対3:2:1DF≫
◎パラレル
◎センタークロス
◎バッククロス
◎バックセンタークロス
◎ユーゴ
■応用編
◎サイドユーゴ(1)
◎サイドユーゴ(2)
◎ロシア
◎クロスチェンジ
■ラインプレーヤーの位置
◎位置の違いによる狙いの変化(解説)
◎スタートの違い(左右)による狙いの変化(解説)
◎パラレル
◎センタークロス
◎バッククロス
◎バックセンタークロス
◎ユーゴ
■ラインプレーヤーの中継
◎対3:2:1DF
◎対6:0DF
904-2 最適な「きっかけ」とシュートチャンス(2)&ディフェンスシステムの弱点を突く
ディフェンスの弱点を踏まえて、セットオフェンスが組み立てられる
この巻ではディフェンスを分断する切る動きやダブルラインプレーヤーといった、第一巻で紹介した内容から発展させたオフェンスの狙い目を解説していきます。後半では様々なディフェンスシステムの弱点を解説し、狙い目やシュートチャンスのつくり方を紹介します。 ■イントロダクション
■切る動き
◎バックプレーヤーが切る
◎センタープレーヤーが切る
◎サイドプレーヤーが切る
◎応用バリエーション≪切って抜ける≫
◎応用バリエーション≪切ってスクリーン≫
◎応用バリエーション≪切って戻る≫
■ラインプレーヤー2人(ダブル)
◎ラインプレーヤーを両端に置く
◎サイドプレーヤーを活かすバリエーション
■ディフェンスシステムの弱点を突く
◎オーソドックスな6:0DF
◎ラインプレーヤーをマンツーマンで守る6:0DF
◎2枚目が高く出る6:0DF
◎オーソドックスな3:2:1DF
◎トップDFがタイトにマークする3:2:1DF
◎5:1DF
◎4:2DF
◎3:3DF
2015.9