バレーボール初心者を育てる「上達の仕組みとエッセンス」 DVD 杉山哲平 897-S 全3巻

■指導・解説:杉山 哲平(札幌市立あやめ野中学校教諭)
       笠巻 一倫(北名古屋市立師勝中学校教諭)

■実技協力:北名古屋市立師勝中学校バレーボール部

 「なにをやるか」ではなく「どうやるか」。
  同じ練習でも効果が変わってくるアプローチを公開!

 「木を見て森を見ず」にならない練習・・・
  スキルアップの可能性、将来性、伸びしろのある練習を!

 バレーボールの仕組みを体感できる「3つのプロセス」を提案!
 型にはめないコーチング・・・
   バレー部が変わる!チームが活性化する!伸びる選手が育つ!




プロフィール
杉山 哲平 (すぎやま てっぺい)
中学校の教師となると同時にバレーボール部の顧問に就き、以来指導歴15年目。初心者から経験者、中学男子・女子の指導をはじめ、さまざまなレベル、カテゴリの現場を見て回りながら、多くの指導者との意見交換を続けてきた。現在は公立中学校で、男女の初心者指導を開始。日々変化する現代バレーの技術論や戦術論に関心をもちながら、今求められているバレー指導についての考察を行っている。



「いい練習」というのは、決して変わった練習や特殊なメニューであるというわけではありません。
“これさえやれば上手くなる”とか“瞬間的に強くなる”といった言葉は魅力的ですが、
そういった「特効薬」的な練習の先には必ずひずみや限界が生じてくるものです。
それは、学習し習得するのは選手自身であり、短時間での教え込みは思考力や想像力を奪う危険性があるからです。
大切なのは基本といわれるような内容を、効果的・効率的にやると同時に、選手の試行錯誤を確保することです。
時間が足りない、場所が限られる、経験が少ない…そんな状況でもアプローチの仕方や指導の視点ひとつで、
チームや選手は驚くような進化をします。仮に中学の3年間で結果が出なくても、次のステージで
実力を伸ばす選手を育成する、または新たな可能性や能力を開発することができるはずです。

そこでこのDVDでは、次の3つのポイントを意識し、杉山哲平先生に指導・解説をしてもらいました。
(1)初心者が上手くなっていくためのアプローチ(手順)とその視点、声掛けを考える
(2)トップで行われているバレーボールの今の先端の戦術を、
底辺の指導現場でシンプルに浸透させていく
(3)日常からみんながセッターを練習するなど、いろいろなポジションを経験させ、
選手の将来性を重視する
指導者は常に知識のアップデートが必要です。他の練習の模倣や形式だけのセレモニー的な練習で終わるのではなく、従来の指導者自身の経験に基づいた指導法に新しい風を入れ、「いい練習」を目指して指導を磨いていきましょう!




ピックアップ動画


897-1 「超ウォーミングアップ」&「ブロック・スパイク」(72分)


体を温めると同時に、ボールを使いスキルアップも伴うウォーミングアップを紹介します。毎日のルーティーンとして行うことで、ボールの扱いはもちろん、あらゆるポジションの動きを覚えたり視野を広げたりと、様々な能力の開発につながります。後半はブロックとスパイクの考え方と練習を紹介します。初心者が陥りやすいポイントの修正、今の最先端の戦術を見据えた練習をしていきます。これからの戦術の中心となる「ブロック」について詳しく解説します。

■イントロダクション

■ウォーミングアップ(1)
 ◎直上パス    複数の運動を組み合わせた「直上パス」 
 ◎2人組パス
 ◎2人組セット    気軽にセッターを経験する2人組アップ
  ◎相手を見るパス    「相手を見る」を重点化して行うパス 

■ウォーミングアップ(2)
 ◎スパイク
 ◎4人組フェイント→パス
 ◎2ボールパス    「バレー眼」に近づける2ボールパス 
 ◎スパイク&ブロック(1)
 ◎スパイク&ブロック(2)
 ◎視野を広げるパス

■ブロック
 ◎ブロックの重要性    しっかり高く飛ぼう
  ◎基本ステップ
 ◎セットを見てブロック    リードブロックにつなげる
  ◎総合練習    基本から実戦へのリンク 
 ◎トータルディフェンスの導入    これからの当たり前「トータルディフェンス」の導入 

■スパイク
 ◎スイング動作のチェック
 ◎空中動作のチェック
 ◎ネットを使ったチェック
 ◎ステップクローズの導入    初心者にまずつかませたい「踏切」(ステップクローズ)の導入 
 ◎歩数にとらわれない助走の踏切
 ◎歩数にとらわれない助走の意味


897-2 間合いでつくる「オーバー&セッター」と「レシーブ」(70分)


セッターが実戦のなかで使う動きを、効率的な練習に落とし込んでいきます。セット(トス)は、アンダーよりもオーバーで行うことが望ましいのがなぜかがわかるはずです。後半はディグとレセプション。シンプルなアドバイスで変わっていく様子は必見です。いずれのスキルでも重視したいのが個々の体格や身体能力を考慮して、手の形やフォームといった「型はめ」ではなく、タイミングや間合いの取り方でつかむことです。意識ひとつでプレーの質は変わります。

■イントロダクション

■オーバーハンドパス
 ◎飛びつきキャッチ    「カタチ」よりも「タイミング」
  ◎床反力を使う    「カタチ」よりも「動作」 
 ◎「イチ・ニ」のタイミングを掴む
 ◎様々なオーバーハンドパス

■セッター
 ◎セットとパスの違い
 ◎ランニングセット
 ◎ダッシュ&ストップ
 ◎3つのセット
 ◎ハイセット/方向転換
 ◎クイックのセット
 ◎セットの「質」の違い    2つのクイックを紹介

■ディグ・レセプション
 ◎ディグのタイミング
 ◎“肘の眼”を向ける
 ◎タイミングに重点を置いたレセプション
 ◎レセプション→セット→スパイク
 ◎2人のレセプション→セット→クイック


897-3 バレーはバレーで覚える「ゲームライクドリル」(58分)


ここまで行ってきたスキルを集約し、課題を見つけることを目的とした実戦的な練習を多数紹介します。ドリルには様々な条件があり、それをクリアするためには選手自身がコミュニケーションを取り、試行錯誤をしなければ成立しないようになっています。ディグの上げ方、セッターの動き方、スパイクの精度などが、自然と上達していきます。ポジションを固定せず、不足しがちなセッターやブロックなどあらゆる経験を全員にさせることも大きな狙いとなります。


■イントロダクション

■ペッパーのステップアップ
 ◎対人レシーブ
 ◎3人の対人レシーブ(1)
 ◎3人の対人レシーブ(2)

■ネットを挟んだペッパー(ラリー攻防やゲーム練習)
 ◎2対2
 ◎3対3
 ◎2対2+セッター
 ◎1対1+セッター
 ◎4対4
 ◎5対5
 ◎4対5
 ◎6対6


2015.8