1試合40分をマンツーマンディフェンスで守り切る事は理想であり、指導者としてチームとして最も目指すべき場所かもしれません。しかしながら、
マンツーマンディフェンスを続けていくと陥るピンチの一つにファウルトラブルがあります。そこで有効になるのが“マッチアップゾーンディフェンス”です。
このディフェンスの優れている点は、
通常のゾーンディフェンスよりもマンツーマンディフェンスに近い形でマークマンを受け渡す(チェンジング)ことにより、外からのシュートをケアしつつ、深追いから無理な体勢でのディフェンスを行なわないことでファウルを減らします。さらに相手にとっては、常にマークマンが存在することで攻め手を失い、ショットクロックとの両面からプレッシャーを受けることになります。
今回はまず片峯監督が絶対的に重視するマンツーマンディフェンスから紹介。段階 を追ってつくりあげていきます。ワンプレーごとに良かった点、修正点を振り返ることで理解しやすいよう丁寧に進めていただきました。
一連のディフェンスプレー(最長24秒)内でマンツーマンとゾーンとマッチアップゾーンをうまく使い分け、試合を支配するチームディフェンスを作り上げてみてはいかがでしょうか。
マッチアップゾーンの“狙い”と“方法”を詳しく解説 DiscA収録内容
マンツーマンディフェンス(全2巻・分売不可)
「チームディフェンスを作る上での土台となるマンツーマンディフェンス。 選手一人一人が必ずマスターしない限り、その先へは進めません。 基本的な考え方をしっかりと理解し、実践できる選手を育成します。 さらに、第2巻ではチームとして機能するマンツーマンディフェンスを実践するために、
相手オフェンスの特徴に合わせて変化する間合いなどを習得し、強固なディフェンスを作り上げます。 チェンジングでは、オールコートでのマンツーマンで相手にプレッシャーを掛けて相手に罠を張り、 ショットクロックを残り10〜12秒にしてゾーンで仕留める狙いがあります。
888-1 マンツーマンの基本的な考え方(55分)■イントロダクション
■マッチアップゾーンディフェンスの狙いと仕組み(解説)
■マンツーマンの基本的な考え方≪ディフェンスポジションの確認≫
◎ボールなしの1対1
◎3対3実践
■マンツーマンの基本的な考え方≪ドライブに対する守り方≫
◎ウイングからのドライブ
◎トップからのドライブ
888-2 マンツーマンチェンジングによる誘導(48分)■イントロダクション
■マンツーマンの実践
◎4対4実践
◎ショウディフェンスドリル
■オフェンスの特徴に応じたボールマンに対する間合いの変化
■マンツーマンからゾーンへのチェンジング
2015.8
DiscB収録内容
マッチアップゾーンディフェンス(全2巻・分売不可)
相手に大きな選手がいる時に有効なゾーン。 ポストプレーやインサイドプレーを相手にさせないために、エリアを連動して守る方法やローテーションを行います。 また、ローテーションを行う際にボールにマッチアップすることで、マッチアップゾーンの構築の準備を行います。
最後に第4巻では
スクリーンプレーやドライブに強いマッチアップゾーンを構築します。 3対3で動きを相互に理解し、5対5でチーム5人が連動して動くことにより相手の攻め手を奪います。 また、フルコートからのマッチアップゾーンでは実際にショットクロックを計算に入れた守り方を学びます。
12秒でフロントコートへ入れ、残り時間でマッチアップゾーンを仕掛けることで相手を混乱させタフショットを打たせます。
888-3 ゾーンディフェンスの構築(57分)■イントロダクション
■ゾーンディフェンスの基本的な考え方
◎エリアゾーン
◎ボールマッチローテーションゾーン
■エリアゾーンの実践
◎2-3
◎3-2
■ボールマッチローテーションゾーンの実践
◎1-1-3
◎3-2
888-4 マンツーマンチェンジングによる誘導(56分)■イントロダクション
■マッチアップゾーンの実践≪2-3≫
◎3対3マッチアップ
◎4対4マッチアップ ボックス型
◎5対5実践
■マッチアップゾーンの実践≪1-3-1≫
◎4対4マッチアップ ダイヤ型
◎5対5実践
■フルコートからのマッチアップゾーン
◎2-2-1⇒2-3
◎1-2-1-1⇒1-3-12015.8
2015.8