次世代ハンドボールの “戦術的思考トレーニング” 830-S 全2巻

“ポジションチェンジの利点”
・ダイナミックな動きを使って、防御を揺さぶることができる
・選手の個性を生かして、組織的な攻撃をデザインしやすい
・防御の弱点を、組織的に攻撃しやすい

■指導・解説:藤本 元(筑波大学男子ハンドボール部監督)
■実技協力:筑波大学男子ハンドボール部
ポジションプレーには攻撃の意図を明確にしやすいという利点がありますが、相手に予測されやすいという欠点もあります。
テーマとなるポジションチェンジの一番の利点は、長い距離の走り込みなど“ダイナミックな動き”で防御を揺さぶることができる点。
その中で的確な状況判断をしながら攻撃の糸口を探るのがポジションチェンジ攻撃です。
フレキシブルな戦術なので精度が高まるにつれ、攻略できる防御がどんどん増えていきます。
しかし状況判断能力を含めそれらをトレーニングしていくことは簡単ではありません。

そこで今回はまずPowerPointを使って丁寧に解説をしていただき、テーマをしっかり理解できるように構成しています。
紹介していただいたのは藤本元氏。最先端のハンドボール指導を研究し実践する理論派指導者です。
実践練習では良かった点や修正点をプレーごとに解説・指導していただいているので、練習中指導者に必要となる視点や選手に理解させる声のかけ方がよくわかります。
また基本技術から6対6までボード解説を交えながら段階的に紹介しているのでより深く理解できることでしょう。

ハンドボール指導のステップアップに是非お役立てください。


サンプル動画





【1】 基本技術と2対1から4対3


パスのアクセントや基本的なクロスプレーなど、攻撃をスタートするためのきっかけづくりを指導します。
ひとつのきっかけからテンポアップする様子をご覧ください。

■ポジションチェンジ攻撃を理解する(解説)
 ◎攻撃の原則
 ◎攻撃能力の階層
 ◎攻撃の分類
 ◎攻撃の局面構造

■ピストンムーブメント
 ◎1人
 ◎2人組

■2対1状況の攻撃

■3対2状況の攻撃
 ◎パスのアクセントから
 ◎パスのアクセントorボールなしのセンタークロスから

■4対3状況の攻撃
 ◎パスのアクセントorボールなしのセンタークロスから
 ◎ボールのありのショートセンタークロスから

(69分)

【2】 6対5から6対6


プレーヤーの人数を増やし、より実戦的な指導を行います。
きっかけのバリエーションも増やし、防御に対しよりフレキシブルに攻撃する様子をご覧ください。

■6対5状況の攻撃
 ≪ポジションプレーのゆさぶりから≫

■6対5状況の攻撃
 ≪バック・サイドクロスから≫

■6対5状況の攻撃
 ≪バック・サイドクロスからショートセンタークロスを使って≫

■6対6状況の攻撃
 ≪バック・サイドクロスから≫

■6対6状況の攻撃
 ≪バック・サイドクロスからショートセンタークロスを使って≫

(50分)
2014.03