692-1 一人でも黙々とできるウォーミングアップ(45分)
ウォーミングアップトレーニングをより効果的なものとする為には、何よりも長続きをさせることです。それには「やらないといけない」ではなく「やらないと損」という考え方を持つことが大切です。
この巻では、身体のバランスを向上させると共に、巧みな動きを獲得することを目的としました。普段は使うことの少ない首やお腹のストレッチによって、全身コンディショニングの促進も図ります。練習の前のウォーミングアップはもちろん、練習後のクールダウンとしても効果的です。所要時間10分、場所をとらずにどこでもできる為、毎日の健康づくりにも最適なウォーミングアップとなるでしょう。
■イントロダクション(全巻共通)
■土台作りのウォーミングアップ
1.うつ伏せで行うW-UP
・両足踵でお尻叩き
・腕立て&身体反り
・山・谷ポーズ/バナナポーズ
・肩ロック脚倒し
・うつ伏せひねり
・足つかみ背筋
・対角背筋
・左右バナナ運動
2.仰向けで行うW-UP
・片脚交互上げ
・両足蹴り
・左足上げ/左側筋
・右足上げ/右側筋
・腰ツイスト
・仰向けひねり
・卍運動/ゴキブリ
・小さくな〜れ、大きくな〜れ
・開脚前屈
■約10分のランスルー
1.うつ伏せで行うW-UP/2.仰向けで行うW-UP
■動き作りのためのウォーミングアップ
・アゴつけ・気をつけ
・馬跳び・バービー
・180度ターン馬跳び・バービー
・イルカ跳び
■技術につながるウォーミングアップ
・3ステップ・ドリブルリレー
・骨盤前傾リレー
・チョンチョンチョン・アンダーリレー
692-2 「あっ!」と止まらないレシーブ・基礎/小学生〜初心者向け(47分)
バレーボールの試合では「あっ!」と思った瞬間に動けなくて立ち止まるシーンが多く見られます。この問題を解決するためには様々な解決策が考えられますが、それを構築するために、「スプリットステップ」、「ツーステップバナナ」、「カメレシーブ」、「バナナレシーブ」、「尺屈レシーブ」、「アメ落としレシーブ」などの基礎技術を習得することが大切になります。これらは小学生の選手はもちろんのこと、中学生の初心者にも適したプログラムとなっています。なるべく早い年代から取り組み、個々の成長段階に合わせて活用し、さらに習慣化していくことで、選手の将来がとても楽しみになっていきます。
■イントロダクション
■小学生の基礎工事
1.コートを使っての3人リレー
・ラインボール
・カメ+尺屈
・カメ+尺屈+平行
・カメ+尺屈+平行+バナナ
2.音楽を使っての2人組レシーブ
・ボール当て
・ボール投げ
・2m離れてボール投げ
・3ステップバナナ(3歩目レシーブ)
・3ステップバナナ(2歩目レシーブ)
・3ステップバナナ(1歩目レシーブ)
・強打の3ステップバナナ
3.作用・反作用を利用したモーションパス
・第3のフロントパス
・バウンドフロントパス
・バウンド回転バックパス
・バウンド回転フロントパス
・直上回転フロントパス
・バウンドフロントアンダー
・バウンドチャンスアンダー
・回転仰向けパス
・回転うつ伏せパス
・第3のフロントパス(フリースタイル)
692-3 「あっ!」と止まらないレシーブ・発展/中学生向け(103分)
この巻では第2巻の基礎編を発展させ、より実戦で使える動きを意識していきます。前半部は小学生の基礎工事と同じく、姿勢やフォームのドリルから始まり、後半部の対人ドリルへとつなげていきます。中学生向けとはありますが、段階を経たうえであれば、小学生の選手にもぜひ応用させたいものばかりです。
特長としては「中学生が習得できる段階的ドリル集」として、これまでの「ひろえ!上げろ!」、「あきらめるな!」といった様な叱咤激励型の指導スタイルとは違う、新たな指導法を紹介しています。基本練習の前段階である地固めの基礎工事からしっかりと学ぶことで、より一層バレーボールライフを楽しむことができるでしょう。
■イントロダクション
■中学生の基礎工事
1.コートを使っての3人リレー
・ラインボール/カメ+尺屈/カメ+尺屈(バック)/骨盤前傾リレー(骨盤前傾・胸椎後湾の解説)
・ジャンプトス(フロント/バック/サイド)
・チョンチョンチョン・アンダー(フロント/バック)
・直上オーバーパス/ 直上ロングオーバーパス/ロングアンダー直上オーバーパス
2.ステップ合わせ
・ゴロ転がし(3歩目/2歩目/1歩目)
・キャッチ&スロー(3歩目/2歩目/1歩目)
・レシーブ&スロー(3歩目/2歩目/1歩目)
3.作用・反作用を利用したモーションパス
・カメレシーブの面づくり&ダッシュ
・1人壁レシーブ
・9mロング
4.対人レシーブの基礎工事
・連続対人キャッチ1/2/3
・4種ノック/4種トス
5.ゼロレシーブの基礎工事
・連続ゼロレシーブ
・連続ゼロ2レシーブ
・時間差攻撃のゼロレシーブ
6.コンパスの基礎工事
・コンパスレシーブ
7.カバーリングの基礎工事
・ツーマン・カバー/チェンジ・ツーマン
・チェンジ・スリーマン/カバー・スリーマン
・ラインタッチ・スリーマン
8.攻め返しの局面練習
・4vs4攻防(ハーフコート・レフト/ライトから)
・5vs5攻防(ハーフコート・レフト/ライトから)
692-4 故障させないフローターサーブ(46分)
この巻では、「どうしたら故障せず強力なサーブを打てるのか?」、「どうしたら子供を故障から救えるのか?」ということを目的として、ミスが少なく、肩や肘への負担もなく、それでいて威力のある効果的な「フローターサーブ」の打ち方を解明します。
■イントロダクション
■悪い構えと、その理由
・故障を招く打ち方
1.手打ちサーブ
2.姿勢反射が使えずゼロポジションから外れる
3.背中の筋肉の収縮
■フローターサーブの5つの動き
・効果的なフローターサーブ
1.構え
2.トス
3.踏み込み
4.切り返し
5.インパクト(伸びる・止まる・振り切る)
■効果的な練習方法
・ナインプレイスサーブ
692-5 中学生でも打てるようになる超クロススパイク(63分)
世界に通用するスパイク技術の一つに「超クロススパイク」と「精密なストレートスパイク」が挙げられます。「超クロススパイク」とは、体の向きとは逆方向となる、相手コートのアタックエリア内に打ち込む技術です。また、「精密なストレートスパイク」とは、針の穴を通すようなスパイクのことを意味します。しかし、一般的な「クロススパイク」はコートの真ん中寄りに打たれるケースが多く、「ストレートスパイク」ではここぞという時に力んでアウトになる事や、相手ブロックを意識して打てないケースが頻繁に起こります。まずは基礎編として、動きのコツをつかんでいきましょう。
■イントロダクション
■スパイクの基礎工事
1.しなやかなスイングを作る【関節連鎖運動】
・ティッシュひらひら(ボールアタック/レフト・ライトストレート/16パターンのストレート・+ジャンプ・+助走/手投げトス/第3のトス)
2.下肢と上肢の連動運動
・リズミカルダンスィング・+助走・+溜め
・2人組コンパス
3.踏切・着地・身体の向き
・レフトクロススパイク/レフトストレートスパイク
・ライトクロススパイク/ライトストレートスパイク
・フリースパイク
4.ボールを捕らえる位置と腕の位置
・ライトからのクロススパイク/ストレートスパイク
・レフトからのクロススパイク/ストレートスパイク
5.8方向への踏み込み
・コンパスジャンプ(クロス/ストレート)
■レフトからの段階的ドリル
1.両手投げ
2.軽くジャンプしながら両手投げ
3.その場で打つ
4.軽くジャンプしながら打つ
5.助走ジャンプして打つ
6.オープントスを打つ
■ライトからの段階的ドリル
1.両手投げ
2.軽くジャンプしながら両手投げ
3.その場で打つ
4.軽くジャンプしながら打つ
5.助走ジャンプして打つ
6.オープントスを打つ
692-6 超クロススパイクを、実戦で駆使せよ!(54分)
ここでは実戦で使うためのコツと練習法を紹介します。まずは少人数、そしてネットを使わないなど、段階的な練習法から始めます。それによって、難しいといわれる超クロススパイクも感覚的に打てるようになってくるのです。後半へ向けてどんどん実戦へとつなげていき、動きのなかからでも、自在に技術を駆使できるように導きます。従来のスパイクの打ち方のセオリーにはとらわれず、全く違った発想で指導していきます。こうでなくてはいけない、これじゃダメだという固定観念を打破し、中学生でもここまでできるんだという意識を持っていきましょう。
■イントロダクション
■実戦に強くなろう
1.究極の3人バトル ・レフト対レフトの超クロス (ネット無/有)
・ライト対ライトの超クロス(ネット無/有)
2.究極の4人バトル
・レフトへ回ってクロスへ
・ライトへ回ってクロスへ
3.究極のゲーム
・4人ラリー
・5人ゲーム(ストレート/ストレートとクロス)
4.ブロックからの攻撃展開
・セッターとのコンビ合わせ
・ブロックからのコンビ合わせ (レシーブ付き)
・ブロックからの攻め返し
2011.11