練習はゲームから必要な要素を取り出して行うことが理想です。チーム戦術に沿って一つひとつの練習をうまく機能させることで全体がバランスよく仕上がります。
機能的な練習とはどんな練習なのか!?まず理想的な形を示します。
そしてその理想に近づくためにグループとしてどう動くか?グループとして動くために必要な個人技術は何か?というように一つの戦術を段階的に細分化していく練習方法です。個々の練習がバラバラに存在しているのではなく、スパイラル状に有機的に結びついているという考え方です。
今回は、攻撃のポジションプレーと6:0ゾーンDFの完成に向けた機能的な練習メニューをご紹介します!
この二つは共にオーソドックスなものですが、戦術を発展させていくために理解が欠かせません!
指導は藤本元氏、ハンドボール界きっての理論派指導者です!選手に戦術をしっかりと理解させる指導法、練習メニューの組み立て方は必見です!
また、今シリーズで大きなテーマとなるコンタクトプレーについても詳しく解説。
女子選手が敬遠しがちなコンタクトプレーの重要性、指導法を正しく理解できるでしょう!
色々な要素が詰まりがちな普段の練習を見直し、機能的でそれぞれ意味のあるものに改革するヒントが満載のDVD登場です!
(1)まずは6対6で理想的な連係を紹介。
実践しながら各ポジションについても触れています
(2)オフェンスでも同様に
6対6でポジションプレーの全体像を理解させることからスタート
(3)3対3や4対4のグループの攻防で、
オフェンス・ディフェンスそれぞれの狙い所を確認
(4)最後に個人技。コンタクトを中心に
パス、ポスト、シュートブロックなどをドリルで習得
第一巻ではまず解説を交えた実戦練習で正しく戦術を理解します。その後パス回しの基礎(攻撃)、ポジショニング基礎(防御)を習得します。
●イントロダクション
・練習方法
・攻撃/防御について
・コンタクトについて
●実戦で見る練習の狙い
◎6・0ゾーンDF
◎攻撃のポジションプレー
●3ポイントパス
◎3ポイントパス
◎シュートまで
◎ポストあり
●パラレルプレー
◎順方向への流れづくり
◎逆方向への切り返し
第一巻で習得した基礎を実践します。特にコンタクトしながらのプレーやポストを意識した攻撃&防御を、全員で一体感を持って行うことに焦点を当てて紹介します。
●3対3
●3対4
●4対4(ポストがセンターポジション)
●4対4(ポストがその他のポジション)
グループ戦術を行うために必要な個人技術のドリルを紹介します。特にコンタクトプレー、ポストプレーの強化を目指します。
【攻撃】
●コンタクトパス
◎5m
◎7m
◎フェイント
●ポストテクニック
◎ターン
◎キャッチング
◎キャッチング+シュート体勢
◎ターン+スクリーン+キャッチング
【防御】
●コンタクト
◎ボールタッチ
◎コンタクト
◎フェイントに対するコンタクト
●シュートブロック
◎シュートブロック
◎キーパーあり
2010.6