今回紹介するディフェンス練習において、杉浦監督は「マンツーマンディフェンス」と呼んでいますが、スイッチやカバーなどのゾーンディフェンスの要素も取り入れています。これは自分のマークマンを守るだけではなく“常に5人がボールを中心に守るポジショニング”という意識で「マンツーマンディフェンス」を行なっているからです。
ディフェンス練習では「守っても、攻められること」が大前提にあります。練習でボールが取れなかったり、シュートを打たれたとしても構いません。大切なのはそこまでのプロセスであって、攻められる中で学ぶことが重要になるからです。そしてチームとして良いディフェンスを繰り返し行なうことの積み重ねが、最終的に勝敗を左右するのです。
千種台中学校〜猪子石中学校そして若水中学校とチームが変わっても、杉浦監督の指導理念、そしてチームづくりは脈々と継承され選手一人一人に浸透してきています。
このDVDシリーズは、杉浦先生による実戦的チームづくりノウハウの決定版です!
ぜひ、日々の指導にお役立てください!
3対3のディフェンスのポジショニングを中心に紹介しています。杉浦監督はインライン(カバーライン)に常にディフェンス3人が縦に並ぶポジションを「たて3(さん)」と呼んでいます。この「たて3」を軸にマンツーマンにも、ゾーンにも変化しながらボールを中心に3人で守る意識で行なっています。
■パス対応(たて3)
○ボード解説
○フリー実技
1.原則的なローテーション
2.DFが遅れた時はカバースイッチ
3.パスフェイクにかかった時はカバースイッチ
4.スキップパスが出た時はスライド
■ドライブ対応(たて3)
○ボード解説
○フリー実技
1.原則的なカバー&ローテーション
2.DFが遅れた時はカバースイッチ
3.カバー&リカバー/スイッチ
■パス/ドライブ対応(たて3)のポイント
ディフェンスが不利な状況でも原則的な動きに全員が連動して守る練習を行なっています。また《オールコート4対4》では、常に良いポジショニングで守り続けることで、連動して攻撃につながっていきます。
■ハーフコート4対3
○パスとドライブに対するポジショニング
1.パス12本
2.パス&ドライブ12本
3.オフェンスフリー12本
○ハーフコート4対3のポイント
■オールコート4対4
○ボード解説
○オールコート4対4
○オールコート4対4のポイント
ボールコントロール(ボール保持)するために「ボール位置と移動&ピボット」を使って《シェービングドリル》を紹介しています。このドリルはボールのもらい方(もらい足)、ドリブルストップした後のピボットなどを含めた、総合的な練習になります。
■ボール位置と移動&ピボット
○ボール位置と移動/ピボット(ドライブポジション/パワーポジション)
○壁ピボット(ドライブポジション/パワーポジション)
■シェービングドリル
○ストライドストップ
1.フロントターン
2.リバースターン
3.背面フロントターン
4.背面リバースターン
5.攻め足&外足もらい(ステップバック)
■ジャンプした後の降り方
○リバウンドの降り方/パスキャッチの降り方
インサイドプレイヤーに必要なファンダメンタルを紹介し、最後にコンビネーションプレーに展開していきます。形だけでは習得はできないので、コンビネーションに至るまでに「面とり(DFを抑えてボールをもらう動作)」「シール」「フラッシュ」「ミート」「シュート」など、個々の選手が練習した上で行なって下さい。
■ポスト面とり&シール面とり
○4方向のポスト面とり
1.DF全面に面をとる
2.DF半面(右側)に面をとって半面処理
3.DF逆半面(左側)にロールして面をとる
4.前・右・左側に回られて裏ロールで面をとる
○シール面とり
1.上から下
2.下から上
3.フリー
■ビッグマンシュートドリル
○シール面とりからのビッグマンドリルA
1.DF全面に面をとって270度ターン
2.DF全面からフェイクを入れてステップイン
3.フェイクからステップバック
4.ステップバックからフロントターン
5.ステップバックからリバースターン
6.たて足/(7)ドロップステップ
○フラッシュポストからのビッグマンドリルB
1.内側フロントターン
2.内側リバースターン
3.外側フロントターン
4.外側リバースターン
■ハイローコンビネーション
■インサイドコンビネーション
○ボード解説
○インサイドコンビネーション2対2
○インサイドコンビネーションのポイント