大塚高校スプリントトレーニング〜“落ちる力”と“受ける力”で記録が伸びる〜[陸上 1134-S 全2巻]

■指導・解説:舩津 哲史(大阪府立大塚高等学校 陸上競技部 顧問)
■実技協力:大阪府/大阪府立大塚高等学校 陸上競技部
近年、スプリント・跳躍系種目で全国トップクラスの成績を残している大塚高校。その実績は以下の通り。
大塚高校陸上競技部
2021年 大阪府高等学校陸上競技対校選手権大会 史上初男女アベック総合優勝
2022年 大阪府高等学校陸上競技対校選手権大会 史上初男女アベック総合優勝2連覇
7年連続 日本一の選手を輩出 ハードル・走幅跳・三段跳・走高跳・棒高跳・混成競技など

落下と接地の感覚を覚えてパフォーマンスを高める

大塚高校の練習の中でも、2021年度重点的に取り組んできた「スプリント」に繋がるトレーニングを紹介します。

コンセプトは『落ちる&受ける&弾む』

高さ約10cmのステップ台を利用して、段差から地面に接地することで体幹部や臀筋、股関節を強化し、スプリント力の向上へとつなげていきます。



“知らないうち”にスプリントの動きが身に付く

今回紹介したドリルは、回数や距離、実施時間などを調整すれば中学生からでも取り組める内容となっており、走りの初心者でも走るフォームや軸の作り方を自然と身に付けることができます。


また、冬季トレーニングとして取り入れることで走るための筋力を高め、シーズン中も怪我をせずパフォーマンスを発揮できる身体づくりにも繋がります。

ぜひ、スプリント強化の参考に本作をご覧ください。







イントロダクション

ステップ台ドリル
 ・接地ドリル(インターバル1.2m)
 ・接地ドリル(インターバル1.5m)
 ・ランニングドリル
 ・乗り込みドリル

接地&シザースドリル
 ・引きつけ足圧ステップ
 ・足圧片足ドリブルステップ
 ・2ステップ踏み替え
 ・2ステップ足入れ替え
 ・両足ジャンプ(通常/前後開脚)

シザースジャンプドリル 
 ・サイドジャンプ
 ・フォワードジャンプ

ビルドアップ加速走 






ランニングドリル
 ・ステップ台ランニングドリル
 ・ステップ台ランニングドリル(インターバルランニングVer.)
 ・ミニハードルインターバルラン
 ・スティックインターバルラン

グリッパードリル
 ・スピードスキップ
 ・グリッパー保持走
 ・ウインドスプリント

ステップ台を利用した補強 
 ・ユニコーンジャンプ
 ・グッリパー保持開閉ジャンプ
 ・スケート押し出し
 ・シングルスプリットジャンプ

ポールを利用した弾性トレーニング
 ・リバウンドジャンプ
 ・デプスジャンプ
 ・スプリットジャンプ

ポールを利用した股関節トレーニング 
 ・超低空テイクオフ
 ・低空臀筋加速
 ・中空乱射100発

足首・足関節・足底ストレッチ 





2022.7