「棒振り」「30mの立ち投げ」霞ヶ浦高校のマル秘練習大公開!
近年プロ野球でも活躍する投手を多く輩出する霞ヶ浦高校で実践されている、投手育成のメソッドをお伝えいたします。
その指導に携わってきた高橋先生は、以前はバレー部の顧問をされ全国大会にも出場している異色の経歴の持ち主。
そんな高橋先生が考える投手にとって重要な要素とは、股関節と肩甲骨の連動です。試行錯誤して編み出された60cmの棒振りや30mの立ち投げは確かな成果を得ることができ、他の学校やプロの球団からも注目される、霞ヶ浦高校の投手育成の象徴となっています。
今回は高橋監督がこだわる投手を育てるための練習法と、ポイントとなる動作、約束事について紹介していただきました。ピッチングを構成する【立ち・はがし・うねり・受け】の4つの動作をそれぞれ理解し、それらの動作が上手く組み合わさることで安定感や球速のアップを目指します。
最後に、「4次元投球」と「3大要素」からなる、投球の7つの約束も紹介。練習メニューはもちろんのこと、指導者としての考え方や選手への伝え方、練習の取り組ませ方も、ぜひ参考にしていただきたい作品です。
■イントロダクション
■肩甲骨・股関節の柔軟性を高める
◎肩甲骨の可動域を高める
・上方回旋、下方回旋(1)
・上方回旋、下方回旋(2)
・外転、内転
・下制、挙上
◎股関節の可動域を高める
・外転、外旋
・屈曲、伸展
・外旋、内旋(1)
・外旋、内旋(2)
◎肩甲骨と股関節の連動動作
■キャッチボールの基本
◎身体の使い方を理解する
・0ポジションから投げる
・股関節、肩関節の連動
・スナップスロー
・通常のキャッチボール
■投球動作のポイント
・肩の回し方
・重心の落とし方
・回転軸の作り方
■フォームを作る1 棒振り
◎投球フォーム指導
・立ち
・はがし
・うねり
・受け
◎棒振りの練習
・割りの姿勢
・クイックモーション
・通常投球の姿勢
■フォームを作る2 30m立ち投げ
・ストレート
・カーブ
■ブルペンでの投球練習
・ストレート
・カーブ
■投球における7つの約束