本作では、「小さいチーム」「練習の制約が多いチーム」でも取り組めるディフェンスドリルをご紹介。
公立の進学校でありながら、近畿大会・全国大会にも出場経験がある紫野高校。地元出身の選手と限られた練習時間のなかで、吉田監督が重要視しているのが「コンタクトで負けないこと」。体格で劣っていても、当たるタイミングや間の取り方、当たり方によって、相手に競り勝つことは可能になります。また、細かい決まり事を徹底して行うことで、短い練習時間でも確実にスキルを身に付けることができます。
特に公立校など、練習環境に制約があるチームにオススメの作品です。
紫野高校の練習は、朝45分+午後2時間半。一つひとつの練習が短く、たくさんのバリエーションを持たせている点が特徴です。本作で紹介しているような体格差のカバーを意識した練習は、短い時間でも数種類を必ず毎日取り組むことで習得することを目指しています。時期に関わらず取り組め、チームのディフェンス力の底上げをしたい方におすすめの作品となっています!
シュートチェックへの徹底ぶりが相手にプレッシャーになると思いました。あまり飛ばないように指導していましたが、考え方を改めてみようと思いました。
自分の指導しているチームがとても小さいチームのため、ビッグマンに対する体を使った守り方や、速い相手に対するかけ引きの仕方はとても参考になりました。
リトリートするというとずるずる下がってしまい、サイズのないプレイヤーはそのままペイントに進入されてしまうという問題をかかえていましたので、対策に実用的なドリルであると感じました。(30代男性)
ここでは、基本となるコンタクトスキルと1on1のディフェンスにフォーカス。約束事を常に意識して、一つ一つの練習で高い強度を保つことを大事にしたメニューを紹介します。
短時間の練習でも効果的にコンタクトで負けないスキルを身に付けると共に、個人のディフェンスの意識を高めることでチーム全体のディフェンス力向上を目指します。
■イントロダクション
■コンタクト&フットワーク
・しらかば
・押し合い
・ワンアームプッシュ
・ベリーアップ
・スライド/クロスステップ→スライド(ペイントエリア)
・クロスステップ2歩-スライド(オールコート)
・リトリート(オールコート)
・コースチェック
・オールコンタクト
■クローズアウト&コンテスト(シュートチェック)
・3P クローズアウト&コンテスト
・レイアップ コンテスト
・ドライブジャンプショット スティール&コンテスト
■1on1ディフェンス
・クローズアウト 4歩-2歩前後/Offが背中を向けた時のプレッシャー
・ウィング-ウィング クローズアウト
・クローズアウト→ドライブ対応(1歩目強調/2歩目強調)
・クローズアウト→ドライブ対応(Offのターンに対応)
・ウィングでのベリーアップ
・3Pラインの1on1
・エルボーの1on1
・センターラインの1on1
この巻では、ボックスアウトのスキルとチーム全体で守るための動きについて紹介していきます。
各練習の狙いを明確にし、うまくいかなかった時に「なぜうまくいかなかったのか」「どうすればうまくいくのか」というところまで深く掘り下げた指導を展開していきます。
■ディナイ
・ローポスト3/4ディナイ→ドロップステップ先回り
■ボックスアウト(スクリーンアウト)
・ターン6回
・空跳び
・2人組リバウンド
・2on2のリバウンド
・3人組リバウンド
■3人組のディフェンス
・ミドルラインドライブに対するヘジテーション
■4人組のディフェンス
・クローズドディナイ
・オープンディナイ
・シュートチェックからのリカバリー
・ダブルチーム
・インサイドのダブルチーム
■ディフェンス練習に必要なオフェンススキル