植松伸之介の「個を伸ばす」ハンドボールドリル 全2巻 1012-S

【植松伸之介(うえまつ・しんのすけ )プロフィール】

1975年生まれ、神奈川県出身。西中原中―横浜商工高(現横浜創学館高)―順天堂大。大学卒業後は幼稚園に勤務しながら、神奈川県の成年男子チームで国体出場。2000年からドイツに渡り、コンコルディア・デーリッチのセカンドチームに入団。その後ファーストチーム入りを果たしてプロ契約を結び、2005年度のシーズンはデーリッチの主力としてブンデスリーガ1部の舞台に立った。

翌2006年からEHVアウェに移籍。2013年に古巣デーリッチに戻ったのち、2014年にはグルベンランプ・ツヴィッカウ(4部)の監督に就任。日本人がドイツのチームの監督になったのは初めてのこと。監督退任後は選手でのオファーを受けて、再びコートに立った。

2016年より日本に戻り、順天堂大大学院でコーチング科学を研究しながら、2016年度は順天堂大コーチを務め、2017年度から明星大コーチに就任。2018年度からは新たにユース(U-19)日本代表監督を兼務する。
サンプル動画






ドイツで選手・監督双方を経験した財産を本作に還元



大学卒業後にドイツに渡りブンデスリーガ1部でプレー。さらにドイツで監督も務めた植松伸之介さんの練習メニューをまとめました。

ハンドボールの本場・ドイツで行われている練習もあれば、植松さんが考案したオリジナルの練習もあります。

日本でもやっているようなメニューでも、少しアレンジを加えてあるので、選手への刺激が違ってきます。

「ボールゲームの本質」が盛り込まれたれた練習メニュー



植松さんの練習メニューのコンセプトは「個を伸ばす」こと。ひとつのことだけやらせたら、日本の選手は優れています。

でも、世界で戦うには、同時進行で複数の動きができないと勝負になりません。より早く、より正確な判断も必要になります。

植松さんの練習は、一度に沢山の情報を処理するように組まれているので、「練習のための練習」にはなりません。

終わった時に、きっと選手は「頭が疲れた!」と言うでしょう。それだけ密度の濃い、短時間でも高い集中力が求められるメニュー

ばかりです。



またDVDで紹介しているメニューは、指導者のみなさんでアレンジできるものばかりです。

本質を理解した上で、練習のバリエーションを増やしていくことは、指導者自身のトレーニングにもなります。

一見ハンドボールと関係のなさそうなメニューでも、視野を広く持ち、スペースを認知して、仲間と連動しながらゴールを狙うと

いった「ボールゲームの本質」が必ず盛り込まれています。


子供たちが飽きることなく、毎日興味を持ってハンドボールを楽しむことが、上達への近道。練習を楽しむ中で、選手と指導者が

ともに成長できるためのヒントが、このDVDに詰まっています。




1012-1 パス&シュートドリル(59分)

■ パスドリルバリエーション
 ◎コーディネーションを兼ねた2人組のパス
 ◎判断の要素を加えた2人組のパス
 ◎互いのタイミングを意識した3人組のパス
 ◎切り替えのスピードを意識した三角パス
 ◎視野と判断を鍛える4ポイントパス
 ◎複雑な動きと判断を加えたサークルパス
 ◎ロングパスの精度を高めるオールコート4ポイントパス

■ アジリティや負荷を加えたポジションシュートドリル
 ◎サイドプレーヤーのシュートドリル
 ◎バックプレーヤーのシュートドリル(1)
 ◎バックプレーヤーのシュートドリル(2)
 ◎ポストプレーヤーのシュートドリル

1012-2 1対1&ゲームライクドリル(62分)

■ 1対1のドリルバリエーション
 ◎入り方を意識した1対1(オフェンス)
 ◎コンタクトスキルを意識した1対1(ディフェンス)
 ◎至近距離でスペースを奪い合うドリル

■ 1対1の間合いや駆け引きを覚えるドリル

■ ディフェンスドリル
 ◎間を攻めてきたオフェンスの対応
 ◎コンタクト・パスカットからのワンマン速攻

■ ゲームライクドリルバリエーション
 ◎タッチハンドボール
 ◎サッカーハンドボール
 ◎リバウンドボール
 ◎ゴールがいくつもあるゲーム
 ◎ボール泥棒ゲーム
 ◎鳥かごゲーム
 ◎ヘディングボール
 ◎パス&ランゲーム
 ◎ポストボール              


2018.4