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ドイツで選手・監督双方を経験した財産を本作に還元
大学卒業後にドイツに渡りブンデスリーガ1部でプレー。さらにドイツで監督も務めた植松伸之介さんの練習メニューをまとめました。
ハンドボールの本場・ドイツで行われている練習もあれば、植松さんが考案したオリジナルの練習もあります。
日本でもやっているようなメニューでも、少しアレンジを加えてあるので、選手への刺激が違ってきます。
「ボールゲームの本質」が盛り込まれたれた練習メニュー
植松さんの練習メニューのコンセプトは「個を伸ばす」こと。ひとつのことだけやらせたら、日本の選手は優れています。
でも、世界で戦うには、同時進行で複数の動きができないと勝負になりません。より早く、より正確な判断も必要になります。
植松さんの練習は、一度に沢山の情報を処理するように組まれているので、「練習のための練習」にはなりません。終わった時に、きっと選手は「頭が疲れた!」と言うでしょう。それだけ密度の濃い、短時間でも高い集中力が求められるメニュー
ばかりです。
またDVDで紹介しているメニューは、指導者のみなさんでアレンジできるものばかりです。
本質を理解した上で、練習のバリエーションを増やしていくことは、指導者自身のトレーニングにもなります。
一見ハンドボールと関係のなさそうなメニューでも、視野を広く持ち、スペースを認知して、仲間と連動しながらゴールを狙うと
いった「ボールゲームの本質」が必ず盛り込まれています。子供たちが飽きることなく、毎日興味を持ってハンドボールを楽しむことが、上達への近道。練習を楽しむ中で、選手と指導者が
ともに成長できるためのヒントが、このDVDに詰まっています。
1012-1 パス&シュートドリル(59分)■ パスドリルバリエーション
◎コーディネーションを兼ねた2人組のパス
◎判断の要素を加えた2人組のパス
◎互いのタイミングを意識した3人組のパス
◎切り替えのスピードを意識した三角パス
◎視野と判断を鍛える4ポイントパス
◎複雑な動きと判断を加えたサークルパス
◎ロングパスの精度を高めるオールコート4ポイントパス
■ アジリティや負荷を加えたポジションシュートドリル
◎サイドプレーヤーのシュートドリル
◎バックプレーヤーのシュートドリル(1)
◎バックプレーヤーのシュートドリル(2)
◎ポストプレーヤーのシュートドリル
1012-2 1対1&ゲームライクドリル(62分)■ 1対1のドリルバリエーション
◎入り方を意識した1対1(オフェンス)
◎コンタクトスキルを意識した1対1(ディフェンス)
◎至近距離でスペースを奪い合うドリル
■ 1対1の間合いや駆け引きを覚えるドリル
■ ディフェンスドリル
◎間を攻めてきたオフェンスの対応
◎コンタクト・パスカットからのワンマン速攻
■ ゲームライクドリルバリエーション
◎タッチハンドボール
◎サッカーハンドボール
◎リバウンドボール
◎ゴールがいくつもあるゲーム
◎ボール泥棒ゲーム
◎鳥かごゲーム
◎ヘディングボール
◎パス&ランゲーム
◎ポストボール
2018.4