ヤマシャクヤク

山芍薬は、日本の北海道〜九州の山地の林内に生える多年草です。春先に大きな白い花びらの中に黄色の雄しべと赤い雌しべの色が浮き立つエレガントな花を咲かせます。上品でお茶花などによく使われる花です。根には、ペオノフロリン、ペオノール、安息香酸などを含み、薬草としても利用されます。アイヌの人々は、ヤマシャクヤクを「オラプ(ホーラップ)」と呼び、根を煎じて熱さましや腹痛止めに利用したそうです。
山芍薬は、日本の北海道〜九州の山地の林内に生える多年草です。春先に大きな白い花びらの中に黄色の雄しべと赤い雌しべの色が浮き立つエレガントな花を咲かせます。上品でお茶花などによく使われる花です。
根には、ペオノフロリン、ペオノール、安息香酸などを含み、薬草としても利用されます。アイヌの人々は、ヤマシャクヤクを「オラプ(ホーラップ)」と呼び、根を煎じて熱さましや腹痛止めに利用したそうです。
耐寒性・耐暑性ともに強いので、栽培しやすい山野草です。

■季節ごとの苗の目安

[春]芽だし〜開花(葉がつぼみを抱くようにして芽だしします)〜葉が展開
[夏] 葉が茂っている状態
[秋] 葉が枯れ始める
[冬] 休眠中(地上部なし)

■育て方

【ポイント】
春先良く日が当たり、夏場半日陰になる、落葉樹の下などが最適です。大株になったら思い切って株分けをしましょう。株分けは秋に行いましょう。

【水やり】
水は好む植物です。春先はたっぷりと、表土が乾いたら施します(1〜2日に1回程度)。夏場は、用土の乾き具合を見ながら施します。休眠期は控えめにやりますが、鉢内が乾ききらない程度に水やりをしましょう。

【肥料】
しっかりと肥培することで株が大きく、花つきが良くなります。芽だし時に一度と花後に油かすなどの有機肥料を置き肥しましょう。1000〜2000倍に薄めた液肥を10日〜1週間に一度やりましょう。夏場はやらないようにしましょう。

【用土】
露地植えの場合には水はけ良くするために腐葉土や火山レキなどをたくさん混ぜ込みましょう。鉢植えの場合は水はけ良く、火山レキ(鹿沼土など水はけ良い用土)を主体に、赤玉土、腐葉土を混合した用土などがおすすめです。