夏エビネ

ナツエビネは、夏に淡い桃色の花を咲かせるエビネです。学名「レフレクサ」は「半曲する」という意味で、がく片が反り返る様子を表したものです。冠をかぶった人のような姿をした美しい花です。北海道南西部、本州、四国、九州に自生します。
ナツエビネは、夏に淡い桃色の花を咲かせるエビネです。学名「レフレクサ」は「半曲する」という意味で、がく片が反り返る様子を表したものです。冠をかぶった人のような姿をした美しい花です。北海道南西部、本州、四国、九州に自生します。

■季節ごとの苗の目安

[春]芽だし〜葉が展開
[夏] 開花
[秋] 地上部あり
[冬] 休眠中(古い葉がついている状態)

■育て方

【ポイント】
春先はうっすら日が当たり、夏場は日陰になるような落葉樹の下などが最適です。
他のエビネの仲間に比べて、強めの遮光を好みます。

【水やり】
表土が乾いたらたっぷりとやりましょう。露地植えの場合には根付いてからは雨の降らない日が続く時以外は特に必要ありません。
冬の間積雪のない地域では表土が乾いたら水やりをしましょう。凍結しないよう午前中に水やりします。冬場の凍結が厳しい地域では凍らない程度の室内に取り込みましょう。

【肥料】
花後に油かすなどの有機肥料を置き肥し、山野草用に薄めた液肥を1週間〜10日おきにやりましょう。夏場は肥料はやらないようにし、秋口にまた液肥をやりましょう。

【用土】
露地植えの場合、黒土や、腐葉土をたくさん混ぜ込んで植えてください。
鉢植えの場合のおすすめ用土・赤玉土、腐葉土、鹿沼土(または火山レキ)混合用土など。または市販のエビネ用土。
暖地では水はけを良くするために、粒の大きめの土(鹿沼土や軽石砂の中粒など)を主体に植え込んでください。