商品説明 |
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没後120年記念 木版本「暁斎楽画」より再摺り 河鍋暁斎1831(天保2)年〜1889明治22)年 下総国古河(現茨城県)の生まれ。幼少より絵を好み、 国芳の画塾で浮世絵を狩野派の画塾で狩野派を学ぶ。 安政2年「狂斎」と号し狂画錦絵を描き始める。 明治4年「暁斎」と名を改める。生涯に亘って肉筆画 天井画・能狂言画・錦絵・版本・挿絵と縦横無尽に 活躍した。 そのウィットとユーモアに溢れた独特の画風は、 人々の心を揺さぶり、当時から海外での関心も高かった。 「暁斎楽画」は明治14年、東京書肆武田伝右衛門 と森田鉄五郎により出版され、その後、京都芸艸堂が 求版・出版した。 そして今回、初版から数えて130年ぶりの再摺りとなった。 ●乾坤2冊 乾坤17図・坤18図の35図を掲載 ●『暁斎楽画』は、暁斎が狩野派の手法から写実的な 描写まで様々な技法を駆使して動植物を活写した絵本 で人気を博し何度も再版された。 ●河鍋暁斎円熟期に『暁斎漫画』『暁斎画譜』 『暁斎鈍画』『暁斎略画』と次々に版本が出版された。 本になって海外に渡った事で暁斎の絵が当時の西欧人 の目に触れ、本書は暁斎の生前中に西欧の雑誌の表紙 にも引用される事もあった。 ●芸艸堂の蔵に遺された『暁斎楽画』の版木を、 伝統技術を受け継ぐ摺師達が再摺り。 ●『暁斎楽画』全2巻の版木は総ページが カラー印刷の為、41ページ(内図版35図)。 その版木は約200枚。明治14年(1881)に 『暁斎楽画』が刊行された当時の版木である。 ●『暁斎楽画』全2巻は、熟練の技術をもつ 木版摺り職人4名が担当した。 年月を経た版木は傷みもあり、墨版の線をきれいに 摺り上げるために細心の注意払って仕上げた。 ●芸艸堂版には初版には掲載されていない虎の図柄が 1枚追加されている。 ●一点一点手作業の製本は京都の老舗製本屋が仕上げる。 ●暁斎記念美術館館長 河鍋楠美氏の序文を掲載。 和装本(天地243ミリ×左右164ミリ) 全2冊・布装帙箱入・外函ダンボール納め 彫板:芸艸堂所蔵版木 摺師:佐治敬三、市村守、宮村克己、上羽徹 用紙:越前和紙(鳥の子紙) 摺立:100部 備考:観賞用木版画「暁斎楽画」シートはこちら。 |